【Win UP個別】2016年1月13日でIE11(とEdge)しか使用できなくなります

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キーワード:IE11、10、9、8、サポート終了、インターネットエクスプローラー、Windows7、Windows8、Windows8.1、windows Vista

◎最終更新日 2016/1/3

結論要約
2016年1月13日限りで旧バージョンのIE 8、9、10の無償サポートが終了します。Win7/8/8.1では「IE11」しかサポートされなくなります。Win Vistaのみ例外的に(Vista自体のサポートが終了する)2017/4/12まで「IE9」がサポートされます。

ファイル履歴-障害00042

対象機材/OS/ソフト
Win Vista、Win7、Win8、Win8.1、Server Core構成ではないWindows Server

対象読者
何らかの都合で最新のIE11にアップしていない方、Win Vistaの方、特にWebアプリケーションの動作に問題が発生する方/企業の担当者

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Webアプリケーションは、Yahoo!などのポータル/検索サイトやAmazonなどのEC(電子商取引)サイト、そのほかに掲示板・ブログ・オークション・SNSなど非常に多岐にわたります。

Webブラウザを利用したゲーム、インターネットバンキング、官公庁などの電子申請サイト、企業内のサーバ上にあるアプリケーション、ブログなどは非常に身近であり随分と利用されていると思います。

利用するにあたり、IE11ではまだ利用できませんなどIEのバージョンが指定されていたり、IE○○またはファイアーフォックスでご利用くださいというようにブラウザが指定されていることが多いのはご存知と思います。

その中で、今回問題として大きいのは二点です。

1)個人利用では、(私には)IE11が少しばかり不安定になってしまう要素が大きく見えること。
(これはすべてIE11が悪いということではなく、IE11に完全対応していないプラグインなどによるところも大きいです。【IE11】使っちゃいけない???【今絶不調の様子】も参考にご覧になってみてくださいね。

2)企業等がXP時代に作成したWebアプリケーションはかなりの料金を支払って新しいブラウザで動作するように直してもらう必要が発生するかもしれないということです。

 

・本文
まず最初に、一番問題が大きいであろう「Webアプリケーションの動作に問題が発生する方/企業の担当者の方」について現時点での方策を列挙します。

1)IE11のenterprise modeを使用する。
IE11には、IE8の環境をエミュレーションするエンタープライズモードが搭載されています。(ただし万能ではありません)この機能はWin XPが特に企業において長期間使用され、XPでは IE8までのサポートであったため「IE 8でしか正常に動作しないアプリケーション」をフォローするために用意された仕組みです。

注:グループポリシーを利用できないVer.のOSではこの方法は利用できません!

 

参考ページ:
◎ 設定時には必ず「 エンタープライズ モードの設定方法について 」を参考にしてください。記事の日付は 29 Aug 2014 6:07 AM となっていますが、記述中に「 2016年1月12日より最新版のIEのみが 」とあることからもこの記事が(日本語化された)MS公式の最新記事です。現時点でもっと最新の記事を探すには英語でUSのフォーラムを検索することになります。

 

エンタープライズ モードとは

記事抜粋
エンタープライズ モード (Windows 8.1 Update デバイスと Windows 7 デバイスの Internet Explorer 11 で実行される互換モード) により、変更されたブラウザー構成を使用して Web サイトをレンダリングすることができます。このブラウザー構成は、Windows Internet Explorer 7 や Windows Internet Explorer 8 をエミュレートして、以前のバージョンの Internet Explorer で記述されテストされた Web アプリに関連する一般的な互換性の問題を回避できるように設計されています。

一般的に、Web アプリで新しいブラウザーを採用するにはテストとアップグレードが必要になるため、Web アプリの互換性を確保するにはアップグレード時に大きなコストがかかるものと認識されています。エンタープライズ モードで実現される互換性の向上により、IE の最新バージョンへ安心してアップグレードすることができます。特に IE11 では、最新の Web 標準に加えて、パフォーマンス、セキュリティ、および信頼性の向上による利点を得ることができます。

エンタープライズ モードの機能
エンタープライズ モードには、次の新機能が備わっています。

•Web アプリと Web サイトの互換性向上: エンタープライズ モードではエミュレーションが強化されているため、IE11 ではレガシ Web アプリに変更を加えずに実行することができます。この結果、従来のドキュメント モードで現在はサポートされていない多くのサイト パターンがサポートされます。

•Web サイト一覧のツール ベースの管理: Enterprise Mode Site List Manager ツールを使うと、Web サイト ドメインとドメイン パスを追加し、エンタープライズ モードを使ってサイトをレンダリングするかどうかを指定できます。Enterprise Mode Site List Manager ツールは、Internet Explorer ダウンロード センターからダウンロードできます。

•一元的な制御: Web サイト上またはローカルに保存された XML ファイルを通じて、エンタープライズ モードを使って解釈する Web サイトと Web アプリを指定できます。ドメインと、それらのドメイン内のパスを別の方法で処理できるため、細かく制御できます。グループ ポリシーを使うと、ユーザーは [ツール] メニューからエンタープライズ モードの有効/無効を切り替えて、エンタープライズ ブラウザー プロファイルを F12 開発者ツールの [エミュレーション] タブに表示するかどうかを選ぶことができます。

•重要
一元的に下されたすべての決定は、ローカルで下された決定より優先されます。

•統合された参照: エンタープライズ モードが設定されている場合、ユーザーは通常どおり Web を参照できますが、ブラウザーはモードを自動的に変更してエンタープライズ モードのサイトに対応します。

•データの収集: ローカルのオーバーライド データを収集して、指定されたサーバーに戻すようにエンタープライズ モードを構成できます。これにより、収集した結果を一元的なサイト一覧に追加することで、主要なユーザーからの “クラウド ソース” 互換性テストが可能になります。

 

エンタープライズ モードの設定方法について

記事抜粋
こんにちは。日本マイクロソフトの北澤です。

今回は、Internet Explorer 11 でご利用いただける “エンタープライズ モード” の設定方法について、ご案内します。

エンタープライズ モードの基本的な機能については、以下のブログ記事でご案内しました。

早わかり!エンタープライズ モード

この度発表されたIEサポートポリシー変更に伴い、2016年1月12日より最新版のIEのみがサポート対象となりました。

そのため、現行の最新版であるIE11 への移行を考える時期に差し掛かっているかと思います。

そこで今回は、IE11 において互換性のある状態のために用意されたエンタープライズモードの使い方と設定方法をご紹介します。

サポートが終了してもIE8で表示したい、IE11とIE8で見たいページがそれぞれにある、という方にまずはとにかく使い始めてほしい機能です。

使い方はそれほど難しくありませんので、是非本記事を参考にしていただけると嬉しいです!

 

USでの(多分)最新記事例(December 3, 2015)
Set up Enterprise Mode logging and data collection

抜粋
Using Group Policy, you can turn on Enterprise Mode for Internet Explorer and then you can turn on local user control using the Let users turn on and use Enterprise Mode from the Tools menu setting, located in the Administrative Templates\Windows Components\Internet Explorer category path. After you turn this setting on, your users can turn on Enterprise Mode locally, from the IE Tools menu.

 

2)対象のWebアプリケーションが動作するほかのブラウザがある場合はWebブラウザを変更する。

3)有料でMSのサポートを利用する。(多分金銭的に非現実的)

4)猶予期間が多少あると思われるので、当該のWebアプリケーションを直す。

5)PC/Webアプリケーションを(閉じた)専用回線の中で使用し、古いVer.のIEを使い続ける。

このようなことになるかと思いますが、エンタープライズモードが利用できない場合はあきらめることになる可能性が高いのかなという気がします。

 

次に一般の方を含めた対処です。IE11は、ネットなどでの相談や質問を見ていても突然のフリーズで操作不能になる、クラッシュするなどの事例も多いように見えますのでいろいろな問題がクリアされるまで何か代替手段をとることをお勧めします。

1)Windows10において現時点の手元検証環境では、IE11とEdgeの双方が使用できる場合には「IE11と比較してEdgeの方が安定している」ように見えます。あなたの環境でも実際に比較してみるとよいでしょう。

2)ファイヤーフォックスやクロームなどブラウザ自体を一時的に変更して差し支えない場合はそちらを使用する。

3)ここからは非常に労力が必要になる場合も多いのですが、IE11をどうしても使用するしかない場合ですと障害原因となる可能性を極力排除することになります。

もちろん漏れはあるのですが、基本的な考え方は「 【IE11】使っちゃいけない???【今絶不調の様子】 」と「 【Win個別】IEやエクスプローラーで障害が発生するわけ【推定】 」の記事に書いているようなことになります。

基本的には次の二点です。

◎ OSやIE11に完全対応ではないソフトやドライバは使用しない。
◎ コンテキストメニューに機能を付加するようなソフトは使用しない。

この実際は非常に多岐にわたるような気がします。また実際には落とし穴ともいえる場面が出てきます。例えば、プリンタのユーティリティーにはPDFドライバが含まれていたり、Webページをぴったり印刷する機能が盛り込まれていることが多いですし、ソフトウエアの多くでコンテキストメニュー(右クリックメニュー)を追加するかどうかの選択ができません

 

問題がなければよいのですが、あなたの環境で問題が発生した場合にはかなり面倒なことになります。

極力PCにインストールするソフトの数を減らすぐらいしか実際上の対策はないかもしれません…。(プラットフォームとしてのWindowsの価値が半減しますし、常に最新のソフトウエアや周辺機器に買い替えなくてはならないとするとWindowsを使い続ける意味も随分少なくなる気がします…)

 

あなたが面倒に巻き込まれないことをお祈りします…。

 

追記:(広告を含む)

特に企業においてPCをお使いの場合にWindows10を導入した場合「Windows Server Update Services (WSUS) 」を構成しないとWindows Updateは強制適用になります。また、今回のIEの件のように困った事態が発生することも考えられます。

Win Upを選択できないということは、昨年発生したロシアルーブルに関するオプションで会計ソフトやCADなどで特殊なフォントを使用している場合にOSクラッシュが発生したような事態が回避できません。

また、MSはWin8.1のアップデートもすべて強制適用したり、いろいろとコスト削減のためにOSのシンプル化を図っていますので、今のうちにWindows8.1のPro以上のVer.を導入しておかないとグループポリシーが使用できない事態になります。

まだ販売されているうちに、Windows8.1 Proの購入を検討するべきかもしれません。

Microsoft Windows 8.1 Pro (DSP版) 64bit 日本語 Windows8.1アップデート適用済み 13,600円

 

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