Winのテレメトリを気にしていることなんかあほ臭くなる話…
この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
皆さんは「いわゆるビッグデータ」も含めて企業の顧客情報やクレジットカード情報の収集や漏えいについてニュースを見たり、事故の心配をしたことがあると思います。
また、Win PCを使用していても様々な情報を収集され、Webを閲覧しても同様だということは随分と意識していると思います。
自分は「スマートフォンに関してノーマークすぎた」と感じたというべきか、「Winの情報収集なんてかわいいもんだから放置しておけというか、いやいやどのみちWinだけ気にしていても仕方ないし」とつくづく思い知らされました…。
スマートフォンからの情報収集では電話番号が含まれますし、収集情報内容を見ると完全に個人(端末)を特定して収集される場合がある(多い?)ようです。Winのように建前上個人情報などは含まれない(個人を特定できない)というようなことは無いみたいです。(間違えていたらごめんなさい)
どんなことかというと…
今日ヤフーニュースアプリからITmedia ビジネスオンラインの「 グーグル&Uberつぶしのトヨタタクシー 」という記事を読みましたがこんな内容です。
この中にトヨタのコネクティッドシステムという項があり、次のような記述がある。かなり怖いのですが、スマートフォンを使用している場合ほぼ同様の情報が相手に取得されているそうです。その上ごく近い将来にはトヨタだけではなく各自動車会社にもさまざまな情報が収集されてしまうということです。
部分引用です
新たなタクシーシステム構築に当たって、トヨタがこれを見過ごすはずはない。トヨタは「TCスマホナビ」というアプリをGoogle PlayとApp Storeでユーザーに無料ダウンロードさせる。当然ながらユーザーの位置情報を取らなければ機能しないから、その情報を取る。ちなみにAndroid版のアクセス許可の内容は次の通りである。
端末とアプリの履歴
実行中のアプリの取得
機密ログ データの読み取り
位置情報
おおよその位置情報(ネットワーク基地局)
正確な位置情報(GPSとネットワーク基地局)
電話
電話番号発信
端末のステータスとIDの読み取り
画像/メディア/ファイル
USBストレージのコンテンツの読み取り
USBストレージのコンテンツの変更または削除
ストレージ
USBストレージのコンテンツの読み取り
USBストレージのコンテンツの変更または削除
マイク
録音
Wi-Fi接続情報
Wi-Fi接続の表示
端末IDと通話情報
端末のステータスとIDの読み取り
その他
位置情報の更新通知を制御する
他のアプリの終了
インターネットからデータを受信する
仮の位置情報でテスト
ネットワーク接続の表示
システムの表示設定の変更
ネットワーク接続の変更
Wi-Fiからの接続と切断
画面ロックの無効化
ネットワークへのフルアクセス
バイブレーションの制御
端末のスリープの無効化
システム設定の変更
将来の拡充をにらんで入っている項目もあるのは分かるが、細かく内容を見ると恐ろしい。もっともそれはこのアプリに限った話ではないということも書き添えておく。
=====かなり中略です(以下記事最後のほうになります。)=====
最後に、われわれにどんな影響があるかも書いておこう。このビッグデータはこれからどんどん装備される通常のトヨタ車のコネクティッドサービスに当然使われる。従来ならこうした新たなサービスにはアーリーアダプターが人柱にされるものだが、既にJPN TAXIによって道路情報は準備されている。情報を取られるばかりで有用な情報が提供されないということは起きないのだ。こうして道路のリアルタイムデータを流用できる範囲はどんどん増えていく。自動運転のためのビッグデータとしてだって当然使える。
「トヨタ帝国の逆襲」が始まった。これがすべてうまくいった暁には、アジアの道路情報はトヨタのものになる。
個人情報をどうにかして守り通すというのは、普通に便利な生活を続ける限りは、「もうあきらめるしかない」みたいですね。
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