【WinUp個別】緊急・重大-ファイル消失の恐れあり!!!CPU脆弱性対策(Spectre)パッチ適用ずみの場合【2018/1/31】
この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
注:後ほどもう少し詳細や画像を追加します。
配布中止前に「今回配布された不具合のあるCPU脆弱性対策のファームウエアパッチを適用したPC」で、ファイル消失やシステムファイルの破損が発生するケースがあるようです。
(個人的な意見ですが)ファームウエアアップデートということで書かれている情報が多いのですが、実際にはWinUpの対策KBを当てたPCでも予期せぬ再起動は報告されています。予期せぬ再起動の頻度が多少低いとしてもPCの設定を変更せず未対策のままですと同様にファイル消失は発生すると考えて間違いないと考えられます。
なお、これも個人的な見解ですが、今回のファイル消失の原因は「予期せぬ再起動」が発生することに由来すると考えています。その際にこれまでも書いてきた「LFS Ver書き換えの失敗・書き込みキャッシュ動作の未完了・チップセットドライバの不正由来の省電力モードHDDの復帰失敗」などが絡みファイル消失が発生する構図と考えられます。
非常に困ったことです。
個人的な意見ですが、セキュリティが低下することより重大というようにも考えられますので、手動で「 KB4078130 」(WinUpで自動的に落ちてきません)をダウンロードして導入し、Spectre対策を無効化することをお勧めします。
Update for Windows (KB4078130)
また、ファイル消失関連のブログ記事で何度も繰り返していますが、今回のファームウエアを適用してしまっている方の対策としても有効と考えられますし、通常時のファイル消失や破損対策としても以下の設定をすべての方に強くお勧めします。(予期せぬ再起動が主原因と想定されますので対策として有効な可能性が高いです)
- LFS Ver.を1.1に固定(Win8.1/10)
- ストレージの書き込みキャッシュ無効化(Win7/8.1/10)
- RAMディスク、メモリキャッシュを利用した高速化機能の使用中止(Win7/8.1/10)
具体的な設定方法や原因に関しては、【外付けHDD】新たなファイル消失問題【内蔵HDDも危ない?】を参照してください。
また、「ストレージの書き込みキャッシュ無効化」は、デバイスマネージャー⇒ディスクドライブ⇒個々のストレージのプロパティー⇒ポリシータブ⇒デバイスの書き込みキャッシュを有効にするのチェックボックスを外します。
これらの操作/設定により書き込み速度は若干低下するのですが、通常の使用で意識されるような大きな速度低下ではありません。
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