【 Winトラブル】具体例・・・コマンドを利用したトラブル解決【2025/1/3】
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目次
この記事について
この記事は、2025/1/3より作成を開始し、未完成の状態で公開されています。
現状、ネットワークトラブル編のみが完成しています。
一部の項目の公開であっても、トラブル発生時に役に立ちますので公開しています。
なお、コメント欄で〇〇の場合の具体例のリクエストも受け付けます。
重要な注意事項
検証等は、手元のWin11(24H2)・AMD B450/650マザーで行っています。(一般的なPC環境では大丈夫な可能性が高いのですが)すべてのPC環境で必ず正しく動作すると確認された操作ではありません。
【 Winトラブル】コマンドを自動実行して〇〇をさせるバッチファイル集【2024/12/22】で、Winのトラブル時に利用できるコマンドを紹介しました。
この記事では、「コマンド上からの操作のほうが便利な」よくある事例を取り上げて実際のトラブルシューティングを手順を紹介していきます。
なお、記事はWin11(24H2)での手順となっています。
※ この記事には関連記事があります。
対象 | 内容 |
---|---|
キーワード | Windows、トラブル、コマンドプロンプト、PowerShell
不具合、回復、修正、cmd、バッチファイル |
OS/ソフト | Windows11、PowerShell、cmd |
対象読者 | ・Windows11利用者
※ 記事中のコマンドなどはWin11準拠です。利用可能な場合が多いのですが、Win10環境での検証を行っていません。 ・基本的には、PCスキル上級者向けの記事です。十分な知識が必要な項目が含まれています。 ※ 初心者/中級者の利用も可能ですが、十二分に注意を払って利用してください。 ・Windowsの不具合時の対応を簡単に実行したい方 |
最終更新日 | 2025…初版完成・お知らせ
2025/1/3…記事作成開始 |
通常運用時の設定などについて
実は、Win OSの通常時運用にあたってトラブル防止と万が一トラブルが発生した際に解決ができる限り楽にできる設定があります。
ここでは、それを説明します。
なお、実際の操作時には、【 Winトラブル】コマンドを自動実行して〇〇をさせるバッチファイル集【2024/12/22】を参考にしてください。
強くおすすめする事項
USB回復ドライブの作成:
通常は、インストールされているシステムドライブの情報から回復コンソールが立ち上がりますが、トラブルによっては立ち上がりません。また、外部から立ち上げることで操作結果が確実になる場合もありますので、「必ず作成」しておいてください。
起動時に起動オプションが表示されるようにする:
利用中のシステムでトラブルが発生した際に回復コンソールを開く手順は慣れていないと意外にたいへんです。また、トラブルシューティング中に利用しなければならない場合や、繰り返し利用しなければならない場合も出てきます。
ほんの少しの手間ですので、設定しておいてください。
M/Bのファーストブートを無効にする:
接続されている機器の読み込みが省略されるために、Winの認証システム・Winの設定変更の一部・接続されている機器の変更の読み込みなどに影響が出るため、突然再認証を求められる・利用していないのにBitLockerの回復キーを求められる・USB機器や(無線)LANなどの不具合の発生原因になることも少なくありませんので無効にします。
なお、OSが起動してデスクトップが表示されるまでの時間が多少長くなりますが、HDDではなくSSDの場合は「せいぜい3~10秒」程度です。起動してしまえばまったく影響はありませんので、トラブル防止のために無効化しておいてください。
高速スタートアップを無効にする:
「M/Bのファーストブートを無効にする」と同様です。さらに、ファイルシステムの自動アップダウン由来の「予期せぬデータ消失」の防止になります。
システムの復元を有効にしておく:
通常時から役に立つ機能なのですが、コマンドラインを利用してレジストリを書き換えたりOSの動作を変更して、操作間違いなどを含めて予期せぬ動作が発生してしまった場合の心強い解決手段です。必ず有効にしておいてください。
BitLocker:
Win11のホームバージョンでは標準機能ではないのですが、homeでもドライブの暗号化機能は利用できるようになっています。
そのため、homeでもProなどのバージョンでも「BitLockerを利用していないのに回復キーを求められてしまう」という不具合は発生します。
非常に厄介な不具合ですので、必ず対策しておいてください。
回復用ユーザーの作成とパスワードリセットディスク:
正しいパスワードを入力してもサインインができないという不具合も稀に発生します。そのようなときに少なくともPCにサインインして、データのレスキューや既存アカウントを復旧するために利用します。
なお、一度だけ作成しておけば事足ります。
発生頻度は低くても致命的な不具合の一つであり、自身の身の上に降り掛かった場合は発生頻度が低いなどとは言っていられませんので、作成しておいてください。
おすすめする事項
NTFSのログファイルシステムをLFS Ver1.1に固定する:
予期せぬデータ消失の防止のために設定します。高速スタートアップ無効・休止ファイルの作成停止でも良いのですが、自動アップダウン動作が動作しているとHDD(実際にはSATAやPCIストレージ)が省電力からの復帰に失敗すると外付けのUSB守りたドライブだけではなく「内蔵ストレージ」でも予期せぬデータ消失が発生します。できる限り固定しておくようにしてください。
OSロールバック可能期間の延長:
Win10からWin11,23H2から24H2などにアップした際にもとに戻せる期間を延長します。現行のデフォルトでは10日間と短すぎるため60日程度に期間を延長しておきます。
ファイル履歴を利用する:
内蔵ドライブだけではなく外付けドライブを利用することでも可能です。なお、外付けドライブを利用した場合は、接続すると自動的にファイル履歴動作が開始します。誤って削除してしまった場合なども削除したファイルが履歴に残りますし、ある意味バックアップ代わりにもなりますので利用しておくとよいでしょう。一つの書類を何度も変更していく場合なども(保存間隔の設定にもよりますが)変更前の書類の状態に戻したり比較して確認することなどが可能になります。
バックアップ:
基本中の基本ですが、意外と実行されていません。差分/増分などで自動バックアップが可能なソフトを導入しておけば自動的にバックアップしてくれますので、できる限り実行しておいてください。
なお、コマンドラインからの操作を実行する場合は必ず操作前にバックアップを実行するようにしておいてください。
オプション事項
パスワード解除ソフト:
実はパスワードを解除してくれるソフトというのもあります。
※ BitLocker暗号化は解除できません。
詳細は、【不調】Windowsトラブルシューティングメモ【2024/8/16】の「パスワードがわからない/忘れた」の項目を見てくださいね。
コマンドによる修復前の準備
コマンドによるトラブルシューティングを実行する前には、いくつかの準備をしていただきたいと思います。
PCやOSの設定によっては、トラブルシューティングの効果が出ない場合や、トラブルの発生原因がハードにありトラブルシューティング中に完全に破損してしまう場合もあるからです。
1)記事内「通常運用時の設定などについて」の強くおすすめする事項の内容が実行されているかを確認する。
2)手動で明示的に復元ポイントを作成する。
3)準備が完了していることと「操作はあくまで自己責任である」ことを再確認する。
4)予期せぬ電源断に注意する。
※ UPSを所持していないなど停電はどうにもならない部分がありますが、家庭内での電気の使いすぐでブレーカーが落ちてしまうなどということは無いようにしてください。また、雷などの最中、タコ足配線状態などもNGです。
5)ある程度の(待ち)時間が必要になり、途中で止めることができない場合もありますので、余裕を持って実行してください。
※ ストレージの修復やシステムの爽雨服などは場合によっては数時間以上を要します。
抜けてしまっている事項もあるかもしれませんが、この程度は心がけてくださいね。
ネットワークのトラブル
有線/無線LANのトラブルでは、Winのトラブルシューティングでは直らなかったり効果が薄い場合があります。また、原因を探すのは困難であったりというケースも出てきます。
通常の手段で思わしい効果が出なかったり、効果がない場合にコマンドラインによるリセットを実行するようにしてくださいね。
※ 「コマンドによる修復前の準備」は必ず実行してください。
※ 実は、コマンドラインによるリセットをいきなりやってしまっても構いませんが、ツール利用よりも設定がクリアされてしまうなど危険性が増します。また、改善しない場合はその他の手順を最初から順番に適用することが必要になります。
修復(回復)手順
以下順次実行してください。なお、面倒という場合はいきなりネットワーク設定とアダプターをリセットしても構いませんが、それだけでは直らない(ルーターやPC構成、ドライバーが古いなど)場合も少なくありませんので、できる限りは手順に沿って順次実行したほうが無駄はないかもです。
手順は、トラブルが解決するまで順に実行していってくださいね。
※ 突然の通信速度低下などの場合は、業者側の工事や事故の場合もあります。業者のホームパージなども確認してみてください。
※ WinUp直後の場合は、更新が原因のこともあります。そのような場合は、先にKBの削除も試してください。KBの削除で解決する場合は、KBの不具合情報などに沿って対処してください。
※ M/BのSMOSクリアも実行したほうが良い場合もあるのですが、ここでは必須にはしていません。実行できる方は、各自実行してください。
※ 途中で改善する場合も多いと思います。改善した場合はそこで終了しても構いません。ただし、ファームウエアやドライバーが古い場合はこの機会に更新しておくことをおすすめします。
1)デフォルト状態の場合はそのままでも良いが、ネットワークに関する設定などを変更している場合は、必ずバックアップを作成してりストアできるようにしておく。ネットワーク関連のパスワードなども確認しておく。
2)PCと周辺機器などの放電を行う。すべての機器のコンセントをPCに近い側から抜き、そのまま5~10分程度放置する。放置している間に「水に濡らし固く絞った雑巾」で各機器やケーブルを拭くと静電気が開放されやすくなります。
なおこの際に光終端装置・モデム・ルーターをリセットしておくとよいでしょう。(プリンターとの通信障害などのようなケースでは、通信障害の当該機器も独立してリセットしてください。独立してリセットしておいたうえで、PCシステム再起動後に改めて接続し直してください)
また、ケーブル類の通信規格と折れ曲がりやつぶれ、しっかり接続されているかなどの物理的状況も確認するとよいでしょう。
完了したら、今度はPCから遠い機器より順番に電源を再投入します。
3)高速スタートアップとM/Bのファーストブートが無効になっていない場合は無効にする。その後一度セーフモードで起動後にOSを通常起動して障害が解決したか確認する。
4)LANパーツとルーターやハブなどのファームウエアやドライバーが最新のものでお使いのOS(バージョン)に対応しているものか確認する。対応していない場合は更新する。
※ 特にM/Bのファームウエア更新は失敗するとPCが使い物にならなくなってしまいます。自信の無い方は、PCショップなどに依頼するようにしてください。(ルーターなども同様です)光終端装置やルーターなどのファームウエアアップデートも(自分でできる場合でも)業者のサポートに電話をして、指示に従って作業をした場合はかなりの割合のケースで機器を交換してもらえますので、サポートに電話して作業する方が良いでしょう。
※ 必須にはしていませんが、できる方はここで一度M/BのSMOSクリアもしておくとよいでしょう。
Win標準のトラブルシューティングツールを利用
ここまでで解決しない場合は、Win標準のトラブルシューティングツールを利用します。
PC設定 ⇒ システム ⇒ トラブルシューティングツール ⇒ その他のトラブルシューティングツール ⇒ ネットワークとインターネットたどり実行します。トラブルシューティングツールが起動したら指示に従って進めてください。
コマンドによるリセット
直らなかった場合は、コマンドラインによるPCのネットワーク設定のリセットとネットワークアダプターのリセットを試みます。Win標準のツールで直らなかった場合でも改善する場合も多いです。
※ 標準ツールと異なり、有無を言わさず一切合切をリセットするためと思われます。そのため、特にネットワーク関連の設定を変更している場合は、設定のバックアップが必須です。
手順自体は簡単ですし、短時間で完了します。
1)PCに近い側から機器との接続を切断します。(実際には、光終端装置・モデム・無線ルーターの電源offでも構いません)
2)切断が終わりましたら、順にコマンドを実行します。
ネットワーク設定のバックアップ(必要な方)
・cmdを管理者として起動します。
・ネットワーク設定のバックアップを作成するコマンドを入力して、エンターキーを押下します。
netsh dump > C:\network_backup.txt
これで、現在のネットワーク設定が C:\network_backup.txt にバックアップされます。
・復元するには以下です。
copy C:\network_backup.txt C:\path_to_restore_directory\network_backup.txt
C:\path_to_restore_directoryは復元先のディレクトリのパスになりますので、実際に保存しておいた場所が入ることになります。
ネットワーク設定のリセット
・cmdを管理者として起動します。
・以下のコマンドを順次実行します。
# TCP/IPスタックをリセット
netsh int ip reset
# Winsockをリセット
netsh winsock reset
# IPv6 TCP/IPスタックをリセット
netsh int ipv6 reset
# IPアドレスとDNSのリリースと再取得
ipconfig /release
ipconfig /renew
# DNSキャッシュをフラッシュ
ipconfig /flushdns
・完了したら、再起動します。
ネットワークアダプターのリセット
無線と有線のアダプターなど複数のアダプターがある場合は目的のものだけをリセットしてもよいのですが、すべてのアダプターを一旦リセットするほうが確実です。
・cmdを管理者として起動します。
・ネットワークアダプター名を取得します。
# ネットワークアダプターの一覧表示
netsh interface show interface
例:私の場合は、カタカナで「 イーサネット 」が名前です。
・取得したアダプター名で順次リセットします。
# ネットワークインターフェースを無効にする
netsh interface set interface “ネットワークアダプター名” admin=disable
# ネットワークインターフェースを有効にする
netsh interface set interface “ネットワークアダプター名” admin=enable
“ネットワークアダプター名” は、リセットしたいネットワークアダプターの名前に置き換えてください。
・完了したらPCを再起動して、PCから遠い方から順番にネットワーク機器の接続を行います。
※ 光終端装置・モデム・ルーターの電源を切った場合は単純に電源を投入し、機器が接続されるのを待ちます。ただし、少数ではありますが、うまくいかない場合もあります。そのような場合は諦めて、(二度手間にはなりますが)順序に沿ってリセットをやり直してくださいね。
USBのトラブル
※ この記事には関連記事があります。
USBのトラブルでは、ポートの破損などの物理的なトラブルもあるのですが、機器は正常であるのにポートが利用できない、特定の機器で特定のポートが利用できない(WbeカメラがAポートでは利用できるのにBポートで利用できない、Bポートで他の機器は利用できるなど)という場合があります。
具体的には、WinUpの後などにUSB接続のHDDやマウスキーボードなどが認識されなくなり、接続しなおしてもダメという場合があります。
このようなケースでは、USB接続とUSBアダプターのリセットで改善する例も多いようです。
その場合にデバイスマネージャー上から操作を行うと、「現状ほとんどの場合にキーボード/マウスはUSB接続」であるために途中で造作ができなくなってしまうという事態が発生します。
デバイスマネージャ上で機器を特定することは意外に厄介ですので、操作をコマンドから一括して行い再起動させることで新たに読み込み直させるほうが適しています。
※ OSの高速スタートアップやM/Bのファーストブートが有効状態のままですと、特にキーボード/マウスなどの機器の再読み込みが上手くいかずに再起動後に動作しない場合が発生しやすくなります。OSの高速スタートアップやM/Bのファーストブートは必ず無効にしてから操作を実行するようにしてくださいね。
※ 「コマンドによる修復前の準備」は必ず実行してください。
More:
※ この記述には未検証の推定事項が含まれています。
Win11(とWin10)には「コア分離」というデバイスセキュリティーが搭載されています。
この機能では不正なドライバーなどの動作をブロックするのですが、特にUSBドライバー(具体的には.sysやDLLなど)がブロックされることが多いようです。
WinUpのあとにこの機能がリセットされ再構成される場合があるようです。そのようなケースでたとえ錯誤であっても不正なドライバーと判断されるとブロックされて動作しなくなることがあるようです。
※ 通常はいきなりブロックされるのではなく、コア分離保護のほうが停止します。しかしながら場合によってはいきなりブロックされる場合もあるようです。
ドライバーが、お使いのOS(年次Ver対応が必要な場合もあります。推定ですが24H2は時にそうなのではないかと思います)に対応していない場合は注意してくださいね。
また、メモリ整合性機能が無効になり警告が出た場合は、警告の出る原因になったドライバーから利用している機器を特定してドライバーを更新してください。
更新しても改善しない場合は、警告の出ているドライバーがブロックされる事態になると機器が動作しなくなる場合が出てくると考えられます。
※ 警告の出ているドライバーを利用している機器は突然利用できなくなる可能性もあります。
なお、ブロックに切り替わってしまうタイミングなどはわかっていませんし、ブロックに切り替わるケースがあるのかなども現状不明です。(セキュリティーに関する事項はあまり具体的な詳細が公開されないためです)
関連記事
修復(回復)手順
以下順次実行してください。なお、面倒という場合はいきなりUSB設定とUSBアダプターをリセットしても構いませんが、それだけでは直らない(静電気の影響・ドライバーが古いなど)場合も少なくありませんので、できる限りは手順に沿って順次実行したほうが無駄はないかもです。
手順は、トラブルが解決するまで順に実行していってくださいね。
※ 本来は、USB接続の機器にトラブルが発生している場合は一旦最低限の機器以外は取り外して再接続するのが基本なのですが、通常はそのままで再起動しても大丈夫な場合が多いため取り外さないで操作をしています。上手くいかなかった場合は一旦取り外してリセット操作完了後に再接続してみてくださいね。
※ WinUp直後の場合は、更新が原因のこともあります。そのような場合は、先にKBの削除も試してください。KBの削除で解決する場合は、KBの不具合情報などに沿って対処してください。
※ M/BのSMOSクリアも実行したほうが良い場合もあるのですが、ここでは必須にはしていません。実行できる方は、各自実行してください。
※ 途中で改善する場合も多いと思います。改善した場合はそこで終了しても構いません。ただし、ファームウエアやドライバーが古い場合はこの機会に更新しておくことをおすすめします。
1)USBポート拡張カードを利用している場合は一旦取りはずし、リセット完了後に取り付け直してください。
2)PCと周辺機器などの放電を行う。すべての機器のコンセントをPCに近い側から抜き、そのまま5~10分程度放置する。放置している間に「水に濡らし固く絞った雑巾」で各機器やケーブルを拭くと静電気が開放されやすくなります。
なおこの際にUSBで接続しているて問題が発生してる機器でプリンターのように独立して動作するものがある場合は、機器の方もリセットしておいてください。
※ 本来は、ここで最低限の物(USBキーボード/マウス)以外は一旦取り外して、リセット操作完了後に一つづつ再接続するのが正しい手順ですが、現状のうSB周りはかなり堅牢でそこまでの手順を踏まなくても大丈夫なこと(再起動後の一括再読み込みでOK)が多いです。念を入れる方はここで取り外し、面倒な方は上手くいかなかったら取り外したうえで操作するということでよいかと思います。
3)繰り返しになりますが、高速スタートアップとM/Bのファーストブートが無効になっていない場合は無効にする。その後一度セーフモードで起動後にOSを通常起動して障害が解決したか確認する。
4)利用しているUSB機器のファームウエアやドライバーが最新のものでお使いのOS(バージョン)に対応しているものか確認する。対応していない場合は更新する。
※ 特にM/Bのファームウエア更新は失敗するとPCが使い物にならなくなってしまいます。自信の無い方は、PCショップなどに依頼するようにしてください。
※ 必須にはしていませんが、できる方はここで一度M/BのSMOSクリアもしておくとよいでしょう。
トラブルシューティングツールによるリセット
Win11(24H2)では、USB周りを一括でリセットするツールは無いようです。
プリンター・オーデイオなど個別のツールを利用することになります。
コマンドによるリセット
こちらの手順は、私の手元のWin11(24H2)・AMD B450/650マザーで動作に問題がないことを検証しています。
タイプCや今後のタイプ追加、またM/B上の構成で複数のUSBコントローラーが搭載せれている場合などのすべてで正しく動作をすると補償する操作ではないことには留意してください。
あくまで一般的な操作事例です。
※ ネットワークアダプターのように複数が搭載される可能性もあるということです。現状でも、ネットワークやSATAのコントローラーが複数搭載されているマザーボードはあります。(例:SATAコントローラーがIntel/AMDチップセットとジャミコンのふたつなど)
USB接続とUSBアダプターのリセット
操作はバッチファイルで行います。
以下の手順で、USB接続とUSBアダプターの両方をリセットし、その後システムを自動的に再起動させるバッチファイルを作成することができます。
バッチファイルの作成
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します:
batch
@echo off
echo USBデバイスとUSBアダプターをリセットしています…
:: USBデバイスを無効にする
devcon disable *USB*
:: 少し待つ(2秒)
timeout /t 2 /nobreak
:: USBデバイスを再度有効にする
devcon enable *USB*
echo システムを再起動しています…
:: システムを再起動する
shutdown /r /t 0
保存して、拡張子を.batに変更します。
変更した.batファイルをダブルクリックして実行します。
※ PCが再起動されますので、他の動作は事前に終了/保存しておいてください。
注意事項
devcon コマンド: このバッチファイルでは devcon コマンドを使用しています。このコマンドは、Microsoftが提供するデバイスマネージメントツールであり、デバイスの有効化・無効化を行うことができます。
devcon のインストール: devcon.exe を事前にインストールしておく必要があります。以下の手順で devcon.exe をインストールします:
Windows Driver Kit (WDK) をダウンロードしてインストールします。
インストール後、 devcon.exe を見つけて適切な場所にコピーします(例: C:\Windows\System32 にコピーします)。
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「reset_usb_and_adapter_and_restart.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
このバッチファイルを実行することで、すべてのUSBデバイスとUSBアダプターが一度無効化され、その後再度有効化されます。そして、その後システムが自動的に再起動します。
これでUSB接続とUSBアダプターのリセットおよびシステムの再起動が行えます。
WinUpのトラブル
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OS(システム)のトラブル
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最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。
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ただし、過去のプロモーションなどで取り扱った商品名や企業名などがプロモーション目的ではなくとも記載されている場合があります。
過去のプロモーションなどで取り扱った企業名は、できる限りステマ規制に関する表示についてのアフィリエイト等関連業者名一覧の項で記載していますので、お手数ですがそちらでご確認ください。