【便利なソフト】たいぴすたん・・・オリジナル課題の作成が簡単なタイピングソフト【2024/6/17】
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目次
この記事について
タッチタイピングを習得したいと練習するが挫折してしまうという方や、練習してみるのだがうまくいかないという方も多いのかなと思います。
また、自作/オリジナルの課題で練習したいと考える方もいるでしょう。
今回、結果が出るのが比較的早い練習課題を見つけたので、その課題を設定して練習できるソフトを探しました。これは良いなという無料のソフトがありましたので紹介します。
特に宣伝もされてはいないようですし、個人の方が作成したものですので広く一般には知られていないようです。なお、以下のような特徴があります。
・シンプルで使いやすい
・現状無料で利用できる
・オリジナルの課題の設定が簡単にできる
この記事があなたのお役に立てば幸いです。
対象 | 内容 |
---|---|
キーワード | タイピングソフト、自作の問題、オリジナルの問題、自由に作成できる
作れる、無料、フリー |
OS/ソフト | ソフト名; たいぴすたん
自作/オリジナルの練習課題を簡単に作成して |
対象読者 | 自分で作成した課題でタイピング練習したい方
課題の作成が簡単にできるタイピング練習ソフトを探している方 |
最終更新日 | 2024/6/17初版 |
ソフト作者などの紹介
ソフトの作者さんと今回利用した課題の作者を紹介しておきます。
たいぴすたんとその作者
・タイピング練習ソフト名: たいぴすたん
作者:Ohkubo Kohei
「たいぴすたん」は、Webブラウザ上で動作するものとなっています。オリジナルの課題は、自分でWebドライブに保存したCSVファイルを呼び出して利用します。
現在は、たいぴすたんのあそびかたページにgithub保存のソースコードも開示されていますのであなたがソースコードを利用してオリジナル化することも可能な状態になっています。(作者さんに連絡して確認し、了解を取ることを推奨します)
作者のOhkubo Koheiさんは、東京大学で計算機科学の修士号を取得したソフトウェアエンジニアです。
私も参加しているQuoraというSNSに参加されていて、2021年,と2020年にトップライターとして顕彰されている方です。(コンテンツの閲覧数: 1,396.4万回)
※ セキュリティー面が心配という方はソースコードの内容を確認して、ご自分の作成した環境で利用することも可能と思います。作者さんに確認してくださいね。
※ 公開されている連絡先/連絡方法は、Quoraでのメッセージとなります。作者さんに連絡する方はQuoraに登録し、メーッセージ機能から作者を検索して連絡するようにしてくださいね。
今回紹介する課題の作者
ブラインドタッチ練習方法|超初心者でも1日でマスターできる方法公開
今回オリジナルの課題としたのは、上記サイトのものです。作者は「パソコン教室パレハ」さんです。
「母音の練習から始め、ひらがなの練習を繰り返すことでキーボード上のキー位置を指に覚えさせる」ことで容易にタッチタイピングに入っていくという方式です。
タッチタイピングの練習は反復して長時間を要するというところがあり、途中で挫折してしまうことも多いです。
紹介する練習は、6時間程度(というか一日)で結果が出るということで紹介されているものです。
最初からタイピングが速いという人はいませんので、「ゆっくりでも良いので正確に、キーボードを見ないでタイピングができる」という段階までということでは、飲み込みの早い人ですと本当に一日で可能です。
タッチタイピングの練習に挫折した(している)という方は、是非試してみてくださいね。
最初に・・・タッチタイピングを練習するが失敗してしまうという方へ
タッチタイピングを練習するうえで、有料/無料を問わず色々なサイトやソフトがあります。
挫折する原因としては、色々あると思います。
・なかなかうまく進められず、途中で挫折する(成果/結果/出口が見えない)
・一生懸命練習するのだが、ホームポジションに指を戻した際にキーを押してしまうことがある
・打鍵する際に、違う指も一緒に触れてしまい複数のキーを押してしまう
・時間が取れない
その他にも色々あると思います。
とりあえず、「ゆっくりでも良いから、平仮名を正確にタッチ・タイピングできる」ということを目指しましょう。
今回紹介する課題を「たいぴすたん」に設定して練習すると飲み込みの早い方ですと本当に一日で目処がつき結果が出ます。
ぜひやってみてくださいね。
紹介する課題:
かなを1パターン10回ずつ反復練習していきます。5文字 X 10回 X 18種ですので合計はかな900文字です。全くの初心者ですと1サイクルに20分ほどからのスタートになるのかなと思います。
練習してるところを見ていた限りでは、5~10サイクル程度繰り返したあとは格段に打鍵速度が上昇します。個人差はありますが、成果がすぐに目に見えてきますので練習している本人も満足度が高くやる気も増していくと思います。
まずは10サイクル頑張って練習してくださいね。
キーボードを表示させて、正しい運指で(ゆっくりでも良いので)正確に打鍵するよう心がけてくださいね。
※ ブラインドタッチ練習方法|超初心者でも1日でマスターできる方法公開より引用させていただきました。
※ とにかくすぐに練習したいという方は、記事下側の「今回のメソッドを早速練習したい方へ」をご覧になり、当該のリンクから開始してくださいね。
挫折する/うまくできない物理的な要因を排除する
実はタッチタイピングの練習をしていてうまくいかず挫折してしまうということの原因には物理的な要因も大きいのです。
ここが正しくないとなかなかうまくいかないですし、苦労ばかりで正しいタイピングが身につかず挫折してしまう原因になります。
大別すると主に以下のものになります。
1)タッチタイピング時の姿勢(かまえ)
2)キーボードの位置
3)キーボード本体
それでは、個別に説明しますね。
1)タッチタイピング時の姿勢(かまえ)
タイピング時の姿勢については色々なサイトで紹介さてていますし、教本なども多数あります。
ところが意外と守れていませんし、実際に練習しているところを拝見するとできていません。
なかでも、2)でお話するキーボードの位置と手の構え方、この2つがだめなことが多いです。ここでは、手の構え方についてお話します。
タッチタイピングにおける手指の形(国立大学法人鹿児島大学のPDF資料)
言ってしまえば「手指は垂直で、キーボードと平行に置く」ということだけなのですが、ここがなかなかできていないのです。
手指の形まで詳細に説明されていることは少ないですし、意識して正確な構えを取っている方は少ないように思います。
ここがうまくできていないと余計な苦労をするばかりで練習してもうまくいかないことが多くなります。(ホームポジションにうまく戻れない、余計なキーに触ってしまう、指が他の段のキー位置にうまく運べないなどの原因となります)
画像を見ながら、正しい構えで練習するようにしてくださいね。
2)キーボードの位置
キーボードの位置の問題も蔑ろにされやすい事柄の一つです。特に高さは自分の机の高さがあるから仕方がないということでそのままにしてしまうことが多くなります。
慣れたあとではまだ良い(あるていど融通がきく)のですが、タッチタイピングを習得する過程では非常に大きな問題です。
「両手の間を開けず、手指をキーボードと平行にし、垂直に構える」という基本が、肘の角度などの問題から自然にないがしろになり姿勢が崩れてしまいます。また、場合によっては肩や手首/手指の疲労が非常に激しくなってしまいます。
通常の事務机ではどうしてもキーボード位置が高めになってしまう場合が多いのですが、椅子の高さを上げる・可能な場合には高さ調整が可能なキーボード用エクステンションを利用するなどして肘の角度が直角になるように調整し、体の正面の位置にキーボードを配置(全体ではなく文字キー部分を中心にする)して練習することを強くおすすめします。
3)キーボード本体
キーボード本体のキーの接点方式、重さ、ストローク、キー数など違いはもちろんあるのですが、できればこのようなものの方が良いという条件と、どうしても姿勢的に厳しい場合はこれでというものがあります。
・できればこのようなものの方が良いという条件
キー(ボード自体)が小さすぎないこと
キー間に隙間があること(キーが隙間なくピッタリと配列されていないこと)
キーのストロークが深すぎないこと
キーの打鍵荷重が大きすぎないこと
番外:どうしても姿勢的に厳しい場合
先日、六十年配の方で写真の加工方法などを指導している方から「ブログをはじめたいのだが、タッチタイピングはどのようにに練習するのが良いの?」という問い合わせがありました。(今回の記事を書くきっかけになった出来事です)音声入力を教えて利用していらっしゃるのですが、タッチタイピングもできるようになりたいのだそうです。
この方は五十肩がひどく、体の前で手をくっつけた姿勢でいるとすぐに左肩/腕がだるくなり終いには痛くなってしまうというこです。
このような場合には「いわゆるエルゴノミクスキーボード」といわれる製品を利用するのも一つの手です。(私はMSの製品を使っています)
エルゴノミクスキーボードは、このような形状をした商品になります。
キーの高さ、湾曲形状などには商品差があるのですが、キーの押し間違えが少なく、自然に手を伸ばした姿勢で使用できるようになっていて、肩から手に係る身体部位の負担が少ない(であろう)形状になっています。
無理に手を寄せてキーと平行にする度合いが低くなりますので、肩などに障害がある場合には検討してみてくださいね。
なお、知る限りで一番安価な製品はサンワサプライ エルゴノミクスキーボード 有線 USB接続 メンブレン 日本語109A配列 SKB-ERG3BK(3,600円@アマゾン)です。
私の場合の設置位置:自作のキーボードエクステンションで机面(高さ70cm)から5cmほど下げています。(汚いままでスマヌ…)
43インチの4Kモニタと23インチのFHDモニタの2枚を使用していて、モニタとの離れを85~90cm程度とりたかったということもあってこういう形で使っています。
ある程度目処がつくまではどうしたら良いの?
タッチタイピングの練習で挫折してしまう理由で大きなものの中に「習得できる前にもPCを利用しなければならないし、キーを打たないわけにはいかない」ということもあるでしょう。一本指でも、練習中のタッチタイピングよりも速いなんていうことで誘惑に駆られます…。
そのような場合は、タッチタイピングである程度用が足りるようになるまでの間は、一本指でタイピングすることをおすすめします。
とにかく変なクセをつけたり、キーボードを見ながら打つことは避けてください。
※ このメソッドだと「休日を丸一日費やす」と決心すれば、平仮名のタッチタイピングはなんとかなる方が多いと思います。頑張ってみてくださいね!
次善の策としては、「キーボードを見ても良いのでホームポジションと運指を守って打つ」ということになります。良さそうなのですが、タッチタイピングの技術向上にはほぼ結びつきません。強いてあげれば、それぞれのキーがどこにあるのかを把握していないほどの初心者ですとキーのある場所(位置ではなくあくまで配置されている場所の把握)にはなるということでしょうか。
職場などでは無理がありますが、自宅などの場合は音声入力を利用し、間違えた箇所などの修正だけをキーボードでするというのも良い手段です。
ただし間違えた場所を直すときは、正しいタッチタイピングの方法で行ってください。
参考ページ
たいぴすたんの設定
たいぴすたんにはあまり詳細な設定はありません。
現況のままで利用する上で設定できるのはタイトル・制限時間・シャッフルの有無の3点です。
課題を作成するときに「:timelimit,120」(例では120秒)というように設定します。なお、制限時間なしの場合は、0(ゼロ)にします。
たいぴすたんの課題作成方法@Google Drive
Webストレージ上に共有(公開)設定にした「課題用CSVファイル」を作成して保存/利用します。
OneDriveやGoogle Driveその他のクラウドストレージでよいのですがGoogleDriveが使いやすい(共有/公開設定が簡単)ので、ここではGoogleDriveで説明します。他のクラウドストレージを利用する/しているという方は、もちろんそちらを利用されてもかまいません。
Google Driveの利用をしていない方は、以下のページを参照にGoogleアカウントの作成をしてGoogle Driveの利用を開始してください。
Gmail(Googleアカウント)の作り方を画像付きでわかりやすく解説
Google ドライブの使い方解説!ファイル・フォルダ共有方法も
元になるシートの作成
新規のGoogleスプレッドシートを開き、課題にするタイトル・制限時間の設定・文字列を書き込みます。
1行目が課題のタイトル、2行目が制限時間になります。
画像では、1行目の「:title,ひらがな練習」となっているところで題名を設定し、2行目の「:timelimit,120」で120(秒)の部分で制限時間を設定します。制限時間無制限の場合は、120のところに0(ゼロ)を入力します。
3行目以下は、課題内容テキストになります。
1列目(A列)が問題文として表示されるテキスト、2列目(B列)が入力すべきすべきテキストになります。例では双方とも平仮名ですが、問題文として表示されるテキストは漢字(もしくは仮名まじり)にも設定できます。
1列目を「今日は良い天気です」として、2列目を「きょうはよいてんきです」というようにします。
繰り返したい回数があれば、その回数だけリピートします。(例では、10回リピートしています)
本来、必要ないといえば必要ないのですが、後に課題を修正する場合の利便性を考慮して出来上がった通常元シートも保存しておきます。
※ Google Drive(スプレッドシート)上で作成している場合は自動的に保存されています。
シートを共有のCSVとして保存する
課題の元になるシートが作成できましたら共有のCSVとして保存します。(たいぴすたんで読み込めるように共有ないしは公開設定で保存します)
「ファイル」 「共有」 「Webに公開」と進みます。
ウインドが開きますので、リンク・シート1・CSVと設定して公開ボタンを押下します。
ボタンを押下すると公開用URLが表示されますのでコピーしたものをワードなどに貼り付けます。
作成したCSVを課題として動作させる
上記で保存したURLの直前に「 https://typing.kbn.one/# 」と挿入します。
例:
出来上がったURLをコピーし、Browserに貼り付けて移動すると「たいぴすたん」が用意した課題内容で開始されますので練習します。
下部にある「きーぼーど」部分をクリックするとキーボード画像が表示されますので利用してくださいね。
例:2文字目の「え」を打つ直前の画像になります。
お願い
今回紹介したソフトと練習課題を利用した場合(二次利用の際は特に!)は、それぞれの作者さんにお礼や二次利用の概要と許可の願いを送信していただけると良いかもです。
お礼は迷惑?なケースもあるかもしれませんが、二次利用の際は必ず許可をいただくようにしてください。(最低限の礼儀であり、著作権などの権利に対する最低限必要とされる行為です)
ソフト作者:Ohkubo Kohei さん
公開されている連絡先/連絡方法は、Quoraでのメッセージとなります。作者さんに連絡する方はQuoraに登録し、メーッセージ機能から作者を検索して連絡するようにしてくださいね。
問題作成者:パソコン教室パレハ さん
なお、パレハさんは教室も開いていますので興味のある方は利用するのもよいでしょう。
また「タイピングのコツ|ブラインドタッチのコツをまとめました」では参考になる情報がたくさんまとめられています。一度訪問してみてくださいね。
今回のメソッドを早速練習したい方へ
今回のメソッドは以下のリンクより利用可能です。
ソフト作者:Ohkubo Kohei さん
課題テキスト原案:「パソコン教室パレハ」さんより拝借しました。
課題原案が公開されている記事: ブラインドタッチ練習方法|超初心者でも1日でマスターできる方法公開
最後に
今回は最後まで記事をご覧くださり、ありがとうございます。
タッチタイピングの練習は、結果が見えない・終りが見えないなどの理由から中途で挫折しやすいですし、頑張ってやってみても最初の段階で「どうも指使いがうまくいかなくて、誤ったキーや関係のないキーに触れて打鍵してしまう」などということで嫌になってしまうということも多いです。
今回、比較的短時間で成果が目に見えてくる課題内容と、それを課題として利用することが簡単にできる練習システムを紹介できたと思います。
このシステムを利用することでタッチタイピング習得の助けになれば幸いです。
また、本記事中でも書きましたが、タッチタイピング習得の初期段階でつまずいてしまう原因として「挫折する/うまくできない物理的な要因」が間違いなくあると思います。
キーボードの文字部分を体の正面に置く・肘が90度になる高さに置く・手の形を整える・・・この三点は非常に重要ですからぜひ意識して練習に励んで欲しいと思います。
今回のメソッドで、比較的時間のかかる方であっても3日間程度(時間にして20時間程度)練習するとキーボードを見ないでタイピングすることができるようになる場合が大半ではないかと思います。
あとは、慣れだけです。「キーボードを見ながら打たない」ということを守って慣れていけばスピードは自ずと従いてきます。
上を向いて歩こうで行ってくださいね!!!
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