【不調】Windowsトラブルシューティングメモ【2024/8/16】
この記事を読むのに必要な時間は約 51 分です。
目次
この記事について
この記事は、Windows OS を利用しているうえでありがちな不調やトラブル時に利用する各種のトラブルシューティングツールの場所や使い方、各種設定などのリセット方法、その他をメモとして残している記事です。
・そのほかのありがちなトラブルの解決手段なども掲載しています。
・関連記事がある場合は記事へのリンクもできる限り掲載しています。(サイトの記事数が1000記事・・・現在非表示ないしは旧館のままのものを含めると1400記事以上ありますので、自分でも忘れている記事があります…)
・関連記事がない場合や、古くなっている場合は、新たな記事/改訂版の記事も追加していきます。
内容については、2024/8/16より随時追加していく形となります。
頻繁に利用しないものもありますし、Win側でUIの変更があり設置されている場所が変わってしまう場合もありますので、自分用のメモに近いものになっています。
あなたが、なにかのトラブルにみまわれたときにお役に立てば幸いです。
※ なお、取り上げてほしいトラブルシューティングがあればコメント欄よりお知らせください。
注意事項など
・Win PCに関するものだけを取り扱っています。
・ある意味個人的なメモ目的で設置している記事ですので、内容の順序などの整理はされていません。目次やページ内検索をご利用ください。
・あくまで私が承知している範囲の事柄です。内容が古くなっていたり、すべての環境で有効な事柄とは限りません。
・記事で取り扱っている方法以外により良いものがある場合もあります。使い勝手や煩雑ではない手法を利用するなどの個人的な判断に基づいています。
・記載内容の利用は、あくまで自己責任となります。
・多少グレーゾーンのツールや手法などが記載されている場合があります。路用に愛しては十分に注意をはらい、悪用にならないようにしてください。
・その他の注意事項などが、随時追加される場合があります。
パスワードがわからない/忘れた
パスワードがわからない/忘れた際の対策です。
パスワード解除ソフト
※ この項目は悪用厳禁の項目となります。
※ パスワード解除ツールの中には、PCの内容などを勝手に他者に送信するなどと言われているものもあります。利用するソフトの銘柄には留意し、利用時はオフラインで利用後はそのツールは削除し、セキュリティースキャンを完了した後でオンラインに戻すなど十分な注意を払ってください。(ダウンロードする場所にも注意が必要です。同じツール/ソフトでもAからのダウンロードは安全で、Bからダウンロードした場合は悪意のあるファイルが付加されていて危険というようなことがあります)
ツールを使わない対処
基本的にはこちらがメインです。パスワード解除ソフトはこの対応ができない場合の方法としてください。
[Windows 11] パスワードを入力してもサインインできません。
[Windows 10] パスワードを入力してもサインインできません。
Microsoft アカウントのパスワードを忘れてしまいました。
以下はcmdを利用した対処です。
Windows 10 パスワードの問題でサインインできないときの対処法
Windows 10 サインインできないときにユーザーを作成して対処する方法
MSページ
忘れてしまった Microsoft アカウントのパスワードをリセットする
ローカルアカウント パスワードを変更またはリセットする
===以下パスワード解除ソフトの紹介===
Win PCのパスワードを忘れてしまったり、会社を退職してしまった社員が利用していたPCのパスワードが分からないなどという場合があります。
実はcmdなどからも解除ができるのですが、操作手順なども煩雑です。私は、PC修理のお客さんなどの場合も含めて以下のソフトを利用しています。(私自身は利用して解除に失敗したことはありませんが、100%解除可能ということではありません)
Renee PassNow 【レニーラボラトリ】(2024/8/16時点の標準価格:4,928円)
機能
・Windowsパスワードリセット
ローカルアカウントとMSアカウントのパスワードを解除できます。
BitLockerのパスワードは解除できません。
・データバックアップ:
ハードディスクのデータをバックアップする機能があります。
・HDDスキャン:
ハードディスクのエラーを分析・見つけ出します。
・データ抹消:
ディスク上の全てのデータを徹底的に破壊・消去し、プライバシーを保護します。パソコン廃棄や売り出すによる情報漏洩を防ぎます。
・Windows故障修復:
Windowsブート失敗問題を解決します。MBRブートレコード、DBRエラーパラメータ、ブラック&空白画面、および0xc00000eのwinloadエラーを修正します。
Renee Passnowをダウンロード・インストール後、起動ディスク(USB / CD / DVD)を作成してパスワードを解除したいPCを起動してパスワードを解除します。
※ MSアカウントのパスワードを解除した場合は、アカウントの紐づけなどを再設定する必要があります。
メディアからのブートにようする時間を除いた、解除そのものにようする時間は数秒です。あっけないほどで、「本当に解除されたの?」と思ってしまうのですが、きちんと解除されます。
Moer:
「パスワードというのは、そんなに簡単に解除できるの?」と思われる方もいると思います。
Winの通常のパスワードというのは、そのPCの対象アカウントでの起動に対するスイッチ(パスワード)です。
そのためOSが起動していない状態では、ストレージ内のファイルなどの内容はすべて見ることができてしまいます。また、権限/特権があれば様々な操作は思いのままです。
Winの通常パスワードでは、PC盗難時などにデータを守ることはできないので憶えておいてくださいね。
なお、本当にデータを守りたい場合はストレージにパスワードを設定したリ、BitLockerなどでデータ自体を暗号化する必要があります。ただし、パスワードを忘れてしまうと(バックアップがない限り)データ復旧やデートの取り出しは不可能になりますので十分な注意が必要です。
BitLockerなどのトラブル
BitLockerを利用している場合などは、ツールなどでパスワードを解除することはできません。以下、3つの場合の対応を記載します。
1)BitLockerを実際に利用している場合。
2)BIOSでHDD/SSDなどにパスワードを設定している場合。
3)BitLockerを利用していないのにもかかわらず回復キーを要求されたり、正しいはずのパスワードが弾かれる場合。
1)BitLockerを実際に利用している場合
このケースでは、BitLocker 回復キーがない限り解除する方法はありません。
※ ただし、3)のケースがBitLocker を利用しているPCでも発生することがあります。BitLocker 回復キーを入力しても回復できない場合は、3)を参照してください。
この場合保存されていれば、BitLocker 回復キーは、「印刷して保存している、USBメモリに保存されている、MSアカウントに保存されている」のいづれかの状態です。(保存されていない場合の手立てはありません)
以下のMSページを参考にBitLocker 回復キーを探してくださいね。
2)BIOSでHDD/SSDなどにパスワードを設定している場合
このケースでは以下の3つの対策になりますが、基本的にはメーカー問い合わせが必須です。
※ 当てずっぽうでパスワードを試すのはやめてください。場合によっては、データが完全に消去されてしまったり、回復できないロックが掛かってしまうことがあります。
1)PC/M/Bメーカーによっては、特定のリリースコード(マスターキーのようなものと考えるとよいでしょう)が用意されている場合があります。その場合は、メーカーのサポートに問い合わせて解決できる場合があります。
2)PCが破損したり、ハードウェアセキュリティ機能搭載のストレージを利用している場合は、2)と同様にまずはとにかくメーカーに問い合わせてください。
自分で何らかの操作を行ったり、ストレージを取り外して異なるPCに接続したりするとデータが完全に消去されてしまう場合もありますので、絶対に行わないでくださいね。
3)特定のリリースコードがない場合などで(当てずっぽうOKということで試してみてももだめ)というは、専門業者に依頼するしかないです。
ただし料金はピンから切りまで(3万円程度から50万円ぐらい以上まで)ありますので、よく調べてみてくださいね。
3)BitLockerを利用していないのにもかかわらず回復キーを要求されたり、正しいはずのパスワードが弾かれる場合
このケースの方は以下の記事を参考にしてくださいね。
【最も厄介な障害】WinUp後BitLockerが勝手に有効になりログインできなくなるケースの原因と防止策【考察】
その他の関連記事は、【お知らせ】【WinUp個別】Bitlocker関連過去記事リンク【2018/10/13~】から見ることができます。
4)ソフトのインストールキー・WebサイトなどのIDやパスワード
本来は保存しておくべきなのでしょうが、ソフトのインストールキー・WebサイトなどのIDやパスワードを忘れてしまうことも多いかと思います。
そんなときには、ソフトのインストールキー・WebサイトなどのIDやパスワードがPCに保存されていれば見つけ出して一覧にしてくれるソフトを利用するのもよいでしょう。
※ 販売者へ問い合わせることができるものもあります。
ポイント
このジャンルのソフトでは、PCに保存されているソフトウエアの認証情報やWebブラウザに保存されているIDやパスワードを抽出することで動作しています。
そのため、以下の場合は見つけ出して一覧にすることができません。
・ツールが対応していない(珍しい/一般的ではない)ソフトでは、認証情報の保管場所や形式が不明で抽出できない。
・WebブラウザにIDやパスワードが保存されていないと抽出ができない。
なお、無料版のソフトもあるようですが、セキュリティー上のことも考えるとある程度なのあるメーカーの有料版を利用した方が良いかと思います。また、日本語化されているものを利用した方が無難です。
通常のコンシューマーが利用しているようなソフト(Windows OSやofficeなどを含みます)のインストールキーは大丈夫なのですが、ブラウザのリセットをしたりパスワードを保存しない設定にしているとPCにパスワードなどが保存されていませんので抽出ができないことは憶えておいてください。
今回紹介するEaseUS Key Finderには無料体験版があり、抽出できるものを購入前に一覧できますので「目的のパスワードなどが抽出できるのかどうかを確認してから」購入することができます。
困ったときには利用してみるとよいでしょう。
トラブルシューティングツールなどの種類と場所
主なトラブルシューティングツールの種類と場所の情報です。
目的 | 設置場所や手法 |
---|---|
Win OS本体
・回復 ・リセット …など |
・回復やリセットは、Win11では設定⇒システム⇒回復に、Win10では設定⇒更新とセキュリティー⇒回復にあります。
開いたらメニューを選択して実行してください。 ※ リプレースインストール(回復インストール)は回復ドライブなどから実行することもできますが、PCをリセットするから実行することもできます。 個人用ファイルの保持/不保持は選択できますが、自分で導入したアプリはどちらを選択しても削除されてしまいますので注意してくださいね。 また、メーカーPCなどで独自のPCリセットや初期化が用意されている場合は、そちらから行うようにしてください。 ※ Winの機能で実行するとプリインストールアプリやドライバーなどが消えてしまう場合があります。 ※ メーカーPCでは、PCのリセットとPCのリカバリーインストールが別のものになっている場合もあります。OSリセットだとWinだけになってしまい、リカバリーだとプリインストールソフトやドライバーが導入された工場出荷状態が復元されるというようにまったく違う回復方法です。 ※ OS再インストールをする場合にメーカーPCなどリカバリー領域のあるPCでは、方法によってはリカバリー領域もフォーマットされて削除されてしまう場合があります。十分に注意を払ってください。 |
ネットワーク
オーデイオ プリンター ブルートゥース Winメディアプレーヤー カメラ バックグラウンド ビデオの再生 プログラム互換性の プライバシーリソース |
・Win11では、設定⇒システム⇒トラブルシューティング⇒その他のトラブルシューティングと進みます。
Win10では、設定⇒更新とセキュリティー⇒トラブルシューティング⇒追加のトラブルシューティングツールと進みます。 |
OSの動作不調(全体) | ・システムファイルなどの修復は通常以下のコマンドを実行します。
1)コマンドプロンプトないしはパワーシェルないしはターミナルを管理者で実行する 2)最初に「 dism /online /cleanup-image /restorehealth 」を実行します。 3)次に「 sfc /scannow 」を実行します。 |
OSの動作不調(原因調査) | 最初からイベントビューアのログ情報で詳細な内容を確認してもよいのですが、かなり高度な知識のある方向けです。そのため、最初に信頼性履歴を見るのが良いでしょう。
その上で、怪しいものなどがある、もう少し詳しく調べたいなどの場合に、イベントビューアのログ情報で詳細な内容を確認するのが良いでしょう。 ※ 実際に利用するとわかるのですが、イベントビューアですと情報量が多すぎて使いこなせない、目的の情報を探し出すことができないということも多くなります。 信頼性モニタを見て、その上で当該エラーの更に詳細な情報を見るというような使い方のほうが良いかと思います。 ・信頼性履歴を見てみる。 1)タスクバーの検索アイコンをクリックし、「信頼性」と入力し、「信頼性履歴の表示」を選択します。 2)「アプリケーショエラー」・「Windowsエラー」・「その他のエラー」・「警告」・「情報」といったデータを確認します。 参考: ※ 画像は、AMD External Events Utility関連のServiceでエラーが頻発しているものです。 ・イベントビューアのログ情報で詳細な内容を確認します。 1)タスクバーのWinアイコンを右クリックして高度なコンテキストメニューを開きます。 2)メニューの中のイベントビューアをクリックして開きます。 参考 |
OSの動作不調 (特定時点の後) |
・特定時点の後にOSの動作不調が発生してた場合は、システムの復元を試してみます。
タスクバーにシステムの保護と入力すると復元ポイントの作成と表示されますのでシステムの復元をクリックして起動します。 最初に開くウインドでは推奨される復元のラジオボヤンがオンになっています。違う復元ポイントを選択したい場合は下側の別の復元ポイントを選択するのラジオボタンをオンにして次へ進み、目的の復元ポイントを選びます。 選択が終わりましたらあとは指示に従って復元を完了してください。 ※ 現状のWinデフォルト設定では復元ポイントの自動作成と使用できる領域は最低限になっていて、KB更新時などに復元ポイントは自動生成されません。 ちなみに、先日テスト用にインストールしたWin10ではデフォルトで「システムの復元が無効」になっていました。 復元の構成を開いて保護を有効にして利用できる領域をディスクの10%程度に設定、定例更新日の前日などに手動で復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。 |
WinUp不調 | ・システムファイルのクリーンアップでWinUpファイルを削除
・WinUpのトラブルシューティングツールを実行 ・それでも直らない場合はcmdから、WinUpをリセット |
ディスクドライブの不調 | ・CrystalDiskInfoやメーカーの純正ツールで点検する
・チェックディスクを実行する 上記に異常がない場合 ケーブルやポートを点検する ⇒ チップセットドライバーをダウンロードして保存 ⇒ チップセットドライバーを削除 ⇒ 再起動 ⇒ M/BのCMOSクリアをしてロードデフォルトで保存 ⇒ 再起動してM/Bのファーストブートを無効化 ⇒ 再び再起動して、保存しておいたチップセットドライバを導入する |
edgeとChromeの不調 | ・とりあえずクッキーとキャッシュを削除
・不用な拡張機能は停止または削除する ・それでもだめな場合は設定からリセットする。(または一旦アンインストールしてから再導入する) |
データコピーや移動の不調 | ・エクスプローラーを再起動してみる
・エラーファイルなどが含まれていないかチェックしてみる |
USBの不調 | ・ポートを変更してみる
・USB3.x以上のポートに機器が接続されている場合は、すべて取り外してみる ・デバイスマネージャーで非表示のデバイスを表示させ、不用なデバイスを削除してみる ・PCを再起動 ⇒ M/BのCMOSクリアをしてロードデフォルトで保存 ⇒ 再起動してM/Bのファーストブートを無効化 ⇒ 再び再起動してみる ・上記で直らない場合は、色々頑張るよりも、潔く一旦すべてのUSBポートを削除してしまったほうが早いです。 以下、PS2マウスが利用できない場合の手順です。 デバイスマネージャーを開き非表示のデバイスを表示させる ⇒ 先頭から順次デバイスを削除していきます ※ このときにマウスが特定できていればそれは残します。不明な場合は、マウスが動作しなくなった時点でUSBプートに再接続し、マウスを特定します。(デバイスIDを控えておいたほうが良いかもです) 最後にマウスを削除したら、電源ボタン長押しでPCをシャットダウンして、PCを起動します。起動後に自動的にインストールされますので待ちます。 ※ 一度ぐらいの強制電源断で不具合が発生することはまずないのですが、OSが起動しない場合などはスタートアップ修復を実行しなくてはならない場合があります。なお、起動はしたが心配だという方も念の為スタートアップ修復を一度実行するとよいでしょう。 ※ ケーブル破損や無線方式の場合の妨害電波や電波干渉の場合もあります。そちらの確認も忘れないでくださいね。 |
各種パーツの不調 | ・ドライバーのあるものはドライバーを最新にする
・機器の状態を目視で点検する(埃、液漏れ後、変色など) ・機器を取り付け直してみる ・検証用に別のPCが利用できるのでしたら、そちらでテストしてみる とりあえずは、この程度しかできません。 |
バックアップの不調 | ・利用しているストレージを点検する
・ソフトウエアを変更してみる ・エラーファイルがないかどうか確認する ・セクタバイセクタ方式で実行してみる |
セキュリティーソフトの トラブル |
・起動不能になった場合は、とりあえずセーフモードでの起動を試す。起動できた場合はアンインストールする。
・起動できない場合は、回復環境からシステムの復元を実行する |
KBの削除 | ・WinUpなどKB導入直後にOSの動作不調が発生してた場合は、システムの復元を試してみます。
・WinUpの履歴で「更新プログラムをアンインストールする」に当該KBが表示されている場合は、アンインストールボタンで削除します。 ・復元ポイントがない場合や更新プログラムをアンインストールするにKBが表示されていない場合は、cmdないしはPowerShell(Terminal)を管理者として実行して削除します。 コマンドプロンプト(cmd)を使用する方法 PowerShellを使用する方法 |
デバイスドライバーが当たらない/不明
PCを利用していて、デバイスドライバーが導入できない、!マークや?マークがついてしまっているパーツがある、MS汎用ドライバーしかあたっていないというようなケースがあります。
この項は、そのような場合の解決法です。
ヘッダー項目1 | ヘッダー項目2 |
---|---|
手動導入とWinUpによる導入について | ドライダーの入手経路において、過去にはWinUp経由ではなくメーカーサイトよりダウンロードしたものを手動で導入した方が良いという意見が支配的でした。
ところが、5年ぐらい前からはWinUp経由でドライバーを導入したほうが良いのではないかという意見が多くなってきています。 この変化は、ドライバー署名の厳格化に伴うものだと考えられます。 最近の例でも、【要確認】2024年8月現在発生している一瞬のデスクトップ画面暗転など【2024/8/18】でも、障害発生要因として上がってきていて、記事で取り上げています。 どちらがよいのかは個々人の判断となりますが、このサイトとしてはWinUpで入手できるドライバーはWinUp経由で導入することを推奨します。 More: 具体的には次のようになります。 1)既存機材のドライバーのアップデートは、できる限りWinUp経由で実行する。 ※ オプションの更新プログラムに入っていて、自動で更新されない場合があります。なお、Win11の場合は深い階層にありますので、WinUp⇒詳細プション⇒追加オプションのオプションの更新プログラムとたどって確認してください。 2)Win OSのインストールメディアを使ったクリーンインストール時は、LANのドライバーだけを用意しておきます。 ・クリーンインストールして起動する ・Win OSのドライバーストアから、LANのドライバーが導入されているかを確認する。 ・LANのドライバーが自動的に導入されていない場合にだけ、用意してあったLANのドライバーを導入する。 ・WinUp経由のドライバー入手が有効になっていない場合があるので、1種類のデバイスだけ(一度だけ)Windows 10でデバイスドライバーを最新バージョンに更新する方法を参考にドライバーを検索する。 ※ この時点ではどのデバイスを選択してもよいです。!マークや?マークがついているデバイスである必要はありません。 ・紹介したページの画像の最後まで行きましたら、もうひと手間あります。 「WindowsUpdateで更新されたドライバーを検索する」をクリックしてWinUpにドライバーがないか検索します。 この操作を一度だけ実行すると、その後はWinUpでデバイスのドライバーを検索することが確実に有効になりますので、面倒でも一度だけは実行しておいてください。 3)デバイスマネージャーを開き、!マークや?マークのデバイスがないかを確認します。 そのようなデバイスがある場合は、一旦おいておきます。 ※ !マークや?マークのデバイスは単独ではなく、チップセットドライバーに同梱されてドライバーを利用するものの場合があるためです。例えば、!マークが付いてしまう事が多い「シンプル通信コントローラー」は、Intelチップセットドライバの一部として提供されて提供されています。 4)!マークや?マークのデバイスがある場合は、先にチップセットドライバー(と導入されていなければグラフィックスドライバー)を導入します。 ※ 4の手順は、!マークや?マークのデバイスが無い場合も行います。 デバイスマネージャのシステムデバイスの項目を開き、項目の内容を確認してもよいのですが、Intel/AMD/nVidiaのツールを利用するのが良いでしょう。 Intel/AMDのチップセット Intel Driver & Support Assistant (DSA) Intel Driver & Support Assistantのダウンロード AMD Driver Autodetect AMDの公式サイトからAMD Driver Autodetectをダウンロードします。 nVidia/AMD(Radeon)のグラフィックス GeForce Experience AMD Software: Adrenalin Edition AMD Software: Adrenalin Editionをダウンロードします。 5)それでも!マークや?マークのデバイスが残ってしまう場合は次のようにします。 ・PCメーカーオリジナルのドライバーになっている場合に製造元メーカーのドライバーは導入できない場合があります。 グラフィックスドライバーやタッチパッド/パネル/指紋認証デバイスなどが搭載されていて、デバイスマネージャーに表示されていない場合は、PCメーカーのサイトからダウンロードして導入します。 ・その他の場合やそれでも解消しない場合は、二つ下側の「!マークや?マーク」の項目を参考にしてください。
|
メーカーオリジナルドライバーの問題 | 特にPCメーカー製ノートPCのグラフィックスドライバーやタッチパッド/パネル/指紋認証デバイスで見られるのですが、ドライバーがオリジナルのものになっている場合があります。
このケースで、パーツのオリジナルベンダーのサイトより入手したドライバーを導入しようとした場合に「このドライバーは適用できません」というようなトーストが表示されてしまう場合は、一般的な解決法がありません。 PCの製造メーカーに問い合わせて解決策があればよいのですが、古めの機材でメーカーサポートが終了しているような場合は、メーカー提供の最新ドライバーより新しいドライバーを適用することはできないと考えてください。 |
!マークや?マーク | !マークはまだしも、?マークは解決ができないことも多くなります。
1)汎用的な解決策 メーカーPCなどで、オリジナルの状態がある/再現できる場合は、次の項目「ドライバーの抽出/保存/リストア」の内容を使って、!マークや?マークがない状態のドライバーをマークのあるPC上にリストアすることで解決できる場合があります。 2)デバイスIDなどで検索して見つけ出す。 必ず見つけ出せるとは限らないのですが、デバイスIDや!マークや?マークがついているパーツの場所や状況などから探しでせる場合があります。 手法については、【うまくいかない?】デバイスマネージャーから不明なドライバをインストール【実際の手順】を参照してくださいね。 |
ドライバーの抽出/保存/リストア | 現在利用中のPCに導入されているドライバーを一括で抽出/保存/リストアすることが可能です。
特にメーカーPCなどでメーカーオリジナルのドライバーが使用されている場合などに、新規でWin OSイメージのみをリストアした場合などに重宝しますので紹介しておきます。 すべてのドライバー、MSのドライバーを除外したドライバー、単独の必要なドライバーを抽出するなど操作が可能ですので上手に利用してくださいね。 詳細は「【メーカーPCもOK】ドライバを一括で抽出する【Win10クリーンインストール】」の記事を参考にしてくださいね。 ※ 32ビット(x86)から64ビットOSへの乗り換えの場合はドライバーの種類が異なります。紹介した記事の「More:」部分を参考にして64ビット用のドライバーを探してくださいね。 |
どうしても見つからないドライバーがある場合 | ・メーカーPCの場合はサポートに相談します。
・メーカーPCのサポート外になっている場合や自作PCの場合は、諦めるしかない場合があります。 そのようなケースでPCの動作に支障が出ていない場合は、念の為当該デバイスを無効にしておくことをおすすめします。デバイスマネージャで当該デバイスを右クリックしデバイスの句稿を選択してくださいね。 |
Win OSやその他のソフトの認証
基本的には購入時のインストールIDやプロダクトキーなどを自分で保存しておくことになります。
また、サブスクリプションタイプでは当該サブスクリプションのユーザーページで確認します。
1)忘れてしまった場合(サブスクリプションタイプ)
・ユーザーページにログインができない場合は、〇〇がわからない/忘れてしまった場合などのリンクをたどって解決します。
・それでもだめな場合は、サポートに問い合わせます。
・場合によっては、購入/契約時のメールに記載されているケースもあります。
2)忘れてしまった場合(サブスクリプションタイプ以外)
・場合によっては、購入/契約時のメールに記載されているケースがあります。
・ユーザーページに記載されている場合があります。
・再認証の場合は、サポートに連絡するなど以前のインストール情報を消去しなくてはならない場合があります。
・PC上に認証情報などが保存されている場合には、EaseUS Key Finderなどのツールで探し出すことができる場合があります。
3)重要
Win OSに於いて、デジタル認証のみでMSアカウントとの紐づけが完了していない場合に、M/Bのファームウエアアップ後やクリーンインストール時にプロダクトIDでの再認証ができない場合があります。
これは、2023年10月にWin10への無償アップグレードが完全に終了したことの影響です。Win10だけではなく、アップグレードでWin11にした場合の一部(無理矢理にローカルアカウントで利用している場合など)も含まれますので、必ずOSをMSアカウントにひもづけておくようにしてくださいね。
詳細は「【確認必須】認証不可になるかも・・・Win7/8.1/10からWin10/11へアップグレードしたPCの認証【2024/8/19】」を見てくださいね。
2024/9/26…関連記事を追加しました。
【ちょっと待った!】Win入れ直しで自動認証が通らない【2024/9/26】
MSアカウントの変更や引継ぎなど
Win OSやMS365などを利用している場合などMSアカウントは様々な場面で関係してきます。
MSアカウントの変更や引継ぎなどの方法や情報をまとめました。
【WinUp個別】Win7/8.1/10-5/20~5/25の気になった不具合【2018/5/25】でも触れたのですが、死後のライセンスについて というような質問があります。
この件、現在OS認証やOneDrive、Officeなど多くの事項がMSアカウントに紐づけれれていますので今後多くなっていくと考えられます。
また、ユーザープロファイルが壊れた場合などのほか、原因不明にOneDrive/Skype/OSそのもの/Office(365)などにログインができなくなる現象も無視できない数発生しているようです。
そこで、MSアカウントに関する変更や引継ぎ、再構成や新規アカウントを作成して移行するなどの方法、困ったときの手段などの情報ページまとめ記事を作成します。
足りないものなどがあれば今後も追加していきますが、気が付いたものをコメ欄で教えていただければ記事に追加もしたいと考えていますのでよろしくお願いしますね。
HDD・SSD/CPU使用率100%
ストレージやCPUの使用率が100%になってしまう場合の対処です。
※ 基本的にはタスクマネージャーで問題点を探すのですが、それでだめな場合や、洗い出せない場合の対処を書いています。
HDD/SSDなどストレージ
Win10/11でストレージの使用率が100%になってしまう場合は、以下のように対処します。
番外)メモリとストレージの健康状態のチェック
※ 言わずもがなですが、ストレージの健康状態は必ずチェックしてください。
現行のWin10 OS(64ビット)とWin11を利用している場合は、メモリは最低限8GB以上必要と考えてください。
8GB以下のメモリでは、HDD/CPU使用率100%の状態を解消することは難しくなります。
※ メモリ不足や仮想メモリが原因です。
具体的には、快適な利用のための最低限の目安は以下になります。(仮想メモリを最低/最大とも2GBに設定している場合)この目安は、グラフィックスが共用メモリとしてシステムメモリを使用しても、システム用の作業メモリが8GB程度は利用できる環境の目安です。
・CPUにグラフィックスが統合されている場合
最低限16GBです。
・別のグラフィックスボードだけを利用している場合
最低限8GB、できれば16GBです。
・両方を利用している場合
最低限16GB、できれば32GBです。
1)ストレージがHDDの場合
・基本的にSSDに換装すると考えてください。
Win10/11をデフォルトで利用する場合、様々な解決策を試して一時的に解消できたとしても、ある程度の時間が経過するとまたストレージ使用率が100%の状態に戻ってしまうことがほとんどです。
「OSの要件としてシステムディスクはSSD」だと考えてくださいね。
・HDDのままで試す価値のあること
そうは言っても、ノートPCで簡単にSSDと取り替えることができないという方もいます。
そのようなケースで実質的に効果があるのは、メモリ搭載量が足りない場合は増量し、仮想メモリの最大値を制限することです。
※ スキルがある場合は、加えてメモリ解放ツールを導入します。
HDD使用率100%になってしまうケースで一番だめなのはメモリが足りないためにHDDが仮想メモリとして実際に使用されてしまうことです。(予約されているだけでは動作に支障は出ません)
タスクバーの検索窓に「復元ポイント」と入力 ⇒ 復元ポイントの作成が表示されますのでクリックして開く ⇒ 上部で詳細設定を選択する ⇒ パフォーマンスの部分の設定をクリックしてパフォーマンスオプションを開く
上部の詳細設定を選択 ⇒ 仮想メモリの部分の変更をクリックして仮想メモリの設定ウインドウを開く
「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックボックスを外す ⇒ カスタムサイズのラジオボタンをONにする ⇒ 初期サイズと最大サイズを2000(MB)=2GBに設定する ⇒ 設定、OKとクリックする
以上で操作は終わりです。ウインドを順次閉じて再起動してください。
※ これでもHDD使用率が改善されない場合は、SSDへの換装を考えてくださいね。
2)ストレージがSSDの場合
・最初はメモリの使用量をタスクマネージャーのパフォーマンスタブで確認します。仮想メモリの最大値を設定していない場合はHDDの場合の項を参考に2000MBに設定します。
アイドル状態で、利用可能メモリが少なくとも4GB以上(できれば8GB以上)あることを確認します。足りない場合は、その分のメモリを増設してください。
・メモリを適正な量に修正しても改善しない場合は、改善策を実行します。
PC環境により色々なケースがありますので、ご自分のPCで発生している事象に合わせて検索して対応するしか無いのですが、基本的には以下の事項を確認して対策します。
最初に以下の事項を実践し、それでだめな場合は自分のPCの状況に合わせて個別対応するというのが良いでしょう。
スタートアップアプリを無効にする
タスクマネージャーを開き(Ctrl + Shift + Esc)、スタートアップタブに移動します。
影響が高いアプリケーションを無効にします。
SysMain(旧SuperFetch)とWindows Searchを無効にする
コンピューターの管理を開き、サービスからSysMainとWindows Searchを無効にします。
TRIMコマンドを有効にする
コマンドプロンプトを管理者として実行し、fsutil behavior query DisableDeleteNotifyを入力します。
結果が0であればTRIMが有効です。1の場合は、fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0を入力して有効にします。
SSDのファームウェアを更新する
SSDメーカーのウェブサイトから最新のファームウェアをダウンロードし、更新します2
書き込みキャッシュを有効にする
デバイスマネージャーを開き、SSDのプロパティからポリシータブに移動し、デバイスの書き込みキャッシュを有効にするにチェックを入れます。
・上記で改善しない場合の原因究明方法
タスクバーの検索窓に「msconfig」と打ち込みシステム構成を起動する ⇒ 診断スタートアップを選択して、適用-OKと進み再起動します。
この状態で改善しない場合は、Win OSに何らかの問題があります。
1)コマンドプロンプトないしはパワーシェルないしはターミナルを管理者で実行する
2)最初に「 dism /online /cleanup-image /restorehealth 」を実行します。
3)次に「 sfc /scannow 」を実行します。
改善しない場合はOSのリプレースインストール、それでもだめな場合はOSの初期化ないしは再インストールになります。
・診断スタートアップでは問題がない場合
システム構成で通常スタートアップに戻す ⇒ サービスタブを選択する ⇒ 下部のMicrosoftのサービスをすべて隠すのチェックを入れる ⇒ 残っているサービスの半分にチェックを入れる
※ 以下書きかけです。随時追加していきます。
CPU
CPU使用率は、ストレージの使用率とも密接な関係にあります。そのため、最初にストレージ使用率を改善するところからはじめてください。
なお、現状「最低でも物理コアが4個以上のCPUを利用していない場合」は、改善は無理と考えてください。
もちろんタスクマネージャーで問題プロセスを特定して対処することが基本ですが、それで対処できない場合の方法です。
ストレージの100%問題の項目を確認 ⇒ それでもCPU使用率が異常に高い項目に個別対処という流れになります。
それでもだめという場合にできることは以下になります。(根本原因となっているケースも少なくありませんので、一番最初に試すという手順ももちろんOKです)
・高速スタートアップの無効化とM/Bのファーストブート無効化
・チップセットドライバーの入れ直し
・ファームウエアのアップデート
・M/BのCMOSクリア
ストレージのクローンとバックアップ
基本
バックアップの組み方
基本
PCを購入したらやっておくべきこと
基本
セキュリティーをアップする
基本
トラブル時の相談/質問先
基本的にはそれぞれのサポートになりますが、それ以外の方法もあります。また、サポートが受けられない/終了しているという場合もあるでしょう。
そんなときに下手に探すと、詐欺まがいのサイトや業者もあるのが困るんですよね。
そこで今回は、安心な方法おすすめの方法を紹介します。
MS製品
More:
以前は、より専門的なMSDN および TechNet というサイトが合ったのですが、現在は Microsoft Learn(docs.microsoft.com )に統一されています。
参考: MSDN と TechNet の docs.microsoft.com への移行に関する更新情報
企業のSEなど、より旋棍的な情報を必要とする場合は、Microsoft Learn(docs.microsoft.com )を利用してくださいね。
MS製品以外
総合(なんでも)
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