【シリーズ記事】失敗しないWindows10への移行【2-導入前のバックアップと設定】
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◎ この記事は書きかけ記事です
キーワード |
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Windows10、アップグレード、失敗、BSoD、不具合、起動しない、要件、条件
更新 |
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最終更新日:2016/7/8…初版
更新履歴
2016/7/8…初版
結論要約 |
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Windows10の導入時には失敗を避けたいと皆さん考えることと思います。シリーズ記事として、導入要件・準備・導入後の設定や注意事項などを記事化しますのでお役立てください。
・第2回の概要
Win7やWin8.1からWin10アップグレード前のバックアップと、導入時に失敗しないようにする設定や注意点の買いになります。
1) アップグレードインストール時の失敗
アップグレードが完了しデスクトップが表示されるところまでいかないケース。
2) アップグレード完了後に不具合不都合が出るケースを防止する
アップデートに成功したように見えるが、その後おかしくなってしまうケース。突然のBSoD、パスワード関連ログインできなくなる不具合、ファイルやフォルダの消失など。
この記事パートでは様々なケースとその原因と考えられるものを紹介していきますが、第2回目では機材と周辺機器のWin10アップグレードインストール前の注意事項を取り上げます。
【シリーズ記事】失敗しないWindows10への移行【1-要件】(前の記事)
【シリーズ記事】失敗しないWindows10への移行【2-導入前のバックアップと設定設定】(この記事)
対象機材/OS/ソフト |
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Win10アップグレード・導入の失敗防止
対象読者 |
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Win10アップグレード希望者とアップグレード・導入後の障害を解決したい方
シリーズ記事目次
【シリーズ記事】失敗しないWindows10への移行【1-要件】(前の記事)
【シリーズ記事】失敗しないWindows10への移行【2-導入前のバックアップと設定設定】(この記事)
本文 |
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イメージとデータのバックアップ
BIOSとデバイスマネージャの設定
元OSの設定と障害要因のあるソフトのアンインストールや停止
システム領域の調整
イメージとデータのバックアップ
Win10アップグレード前の保全
Windows10アップグレードではWinUp経由の場合、30日以内のロールバックが可能となっていますがこれには複数の条件が付帯します。また条件に当てはまっていてもロールバック失敗のケースも多く、その場合はOSが全く起動しないというケースが多くなるのも特徴です。
よしんばロールバックに成功しても「ファイルやデータが無くなってしまった」、「調子が悪くなってしまった」ということが多発しているように見えます。
また、これはよく知られたの不都合なのですが「Windows標準機能のバックアップではパーティション構造が変化した場合やセキュリティー記述子の不整合が発生するとリストアが不可能になる」ことが知られており、無視できない頻度で不都合が発生します。
さらにWin7/8.1からWin10にアップした場合「もともとのリカバリ機能が動作しなくなることも大変多い不都合(というか仕組み上発生が当たり前ともいえます)」です。(Win8/8.1の元に戻す機能も使用できなくなります)
このため、サードパーティー性のバックアップソフトの使用、メーカーPCの場合は「工場出荷状態に戻すためのリカバリディスクの作成」が必須となります。
番外:一番簡単な方法(SSD/HDDが2台以上必要になります)
・システムディスクのクローンを作成しておく。
・新規に購入したSSD/HDDにOSをリカバリしてWin10にアップグレードし、もとのSSD/HDDはそのまま保管しておく。
この記事で使用しているソフト
EaseUS Todo Backup Workstation
(有料版を使用・無償版あり)…バックアップソフト
EaseUS Partition Master
(有料版を使用・無償版あり)…パーティション操作ソフト
Double Driver(フリーソフト)…導入済みドライバのバックアップソフト
本家はこちら⇒Double Driver…ダウンロードページ(窓の杜さん)
日本語化済み⇒Double Driver 日本語化
通常の方法
1) イメージバックアップの取得
・Windows標準のイメージバックアップの取得
リストアが不可能になってしまうことがあるため、あまりお勧めしませんが、標準機能として搭載されていますので「Windows標準のイメージバックアップ」での取得方法です。最初に注意する点を書いておきますので利用する上で忘れないようにしてください。
注意点
以下の注意点を見ていただくと理解できると思いますが、バックアップは万が一に備えるものであるにもかかわらず、リストアができない場合が無視できない頻度で発生するというのは致命的な欠点です。そのため、このブログではWindows標準のイメージバックアップはお勧めしていません。
◎ バックアップは必ずDVDまたはBDに保存してください。
主にセキュリティー記述子の問題でリストア時に保存したイメージファイルがない(ファイル自体は存在しているのにもかかわらずリストア動作上見えない)ということでリストアができなくなる事態をかなり防止できます。
これは、イメージ作成時にブータブル領域とイメージが同時に作成/保存され、その紐付けが固定されるためと考えられます。なお、イメージファイルが見えなくなる問題は主に内蔵HDD・稀に外付けHDDでも発生しますので面倒でもDVD/BDにイメージを保存してください。
◎ パーティション構成や構造、HDDの構成などの変更があるとリストアができなくなります。
その場合、cmdよりcleanコマンドでシステムディスクを初期化する(通常のフォーマットではだめです)、パーティション構成や構造、HDDの構成を再構築するなどしないとリストアができません。
実際の操作
NECさんのページが見やすいです。
Windows 7で、システムイメージを作成しバックアップする方法について教えてください。
Windows 8.1で、システムイメージを作成しバックアップする方法について教えてください。
・サードパーティーのソフトを使用してイメージバックアップを作成する
定番ソフト例
EaseUS Todo Backup Workstation
(有料版を使用・無償版あり)
Acronis True Image 2016版
この記事では、EaseUS Todo Backup Workstation
を使用してイメージバックアップの取得を説明していきます。
移行時のイメージバックアップ取得だけではなく、Win10の運用後にも「イメージ・データとも差分/増分バックアップで世代管理が可能」ですから、運用後の障害やWindows Updateの影響で起動できなくなった場合などに簡単に直近の状態に復旧することができますので入手しておくことをお勧めします。なお、私の手元環境(メイン機)では、システムディスク(使用容量60GB)のリストア時間は約13分です。
1-2)リカバリディスクの作成
トラブル時の対応のため必ずシステム修復ディスクを作成しておきます。OSインストールメディアがある場合はインストールメディアをシステム修復ディスクと同じように使用できますが、メーカーPCなどで理科場ありディスクしか付いていない・HDDリカバリ方式である場合は必ず作成しておきます。
加えて、ビルトインの自動修復は立ち上がらなくなる事例も多く、トラブル対応のため作成は必須です。
Windows 7で、システム修復ディスクを作成する方法について教えてください。
Windows 8で、システム修復ディスクを作成する方法について教えてください。
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1-3)データバックアップの取得
Win標準でのバックアップ、サードパーティー製のソフトによるバックアップ、いずれでもよいかと思います。
ただし、Win10アップグレード時の障害のケースで「失敗後にPCが起動不能になり、さらにHDDにロックがかかった状低でデータなども取り出せない」というケースがありますから、必ずデータのバックアップを取得しておくようにしてください。
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一番都合がよいのは、外付けHDDまたは内蔵HDDに生のままのデータを保存してそのままとっておくことになります。これは後ほど詳しく書きますが、Win10での運用開始後に障害を防止する方法論中に「新しいOSで新規に導入(マウント)したHDDのみ接続されている状態」が望ましいということがあり、その時に操作がしやすいためです。
2) 適用されているドライバとパーツ名の取得
特にメーカー製のPCなどでは、個別のパーツなどのドライバを単独でメーカーサイトより入手できないという場合が多いようです。そのため、インストールされているパーツの名称やそれぞれのドライバを調べておきます。
この記事では、Double Driver(ダウンロードリンク)というソフトを使用しての方法を説明します。
BIOSとデバイスマネージャの設定
・BIOS上の設定
・デバイスマネージャ上の設定
元OSの設定と障害要因のあるソフトのアンインストールや停止
元OSの設定変更
・電源オプションの設定
・ビットロッカー暗号化ドライブ機能は解除しておく
・Win8/8.1では、システム回復オプションやセーフモード、BIOSセットアップを起動する場合などに備え高速スタートアップは必ず無効化しておく。
システム領域の調整
Windows10のアップデートインストール時にアップグレードもとのOSがUEFI(GT)インストールされている場合は(これはこれで問題もあるのですが)まだよいとして、MBRインストールされているWin7/8/8.1をアップグレードする場合は、あらかじめ「システム予約領域の拡張」を行った後にアップグレードすることをお進めします。
デフォルトのWin7(100MB)・Win8/8.1(350MB)のままでアップグレード操作を実行するとエラーが発生してWin10アップグレードが完了できなくなってしまう場合があります。また、アップデートがうまく完了しても(したように見えても)、その後の運用でWindows Updateができなくなってしまう、言語と地域に関する情報が飛んでしまい文字化けが発生するなどの不都合が発生してしまう場合があることも知られています。
EaseUS Partition Master
(有料版を使用・無償版あり)などを使用して、事前に「システムで予約済み」パーティションをWin7は100MB⇒500MB、Win8/8.1は350MB⇒700MB程度に拡張しておくことを忘れないでくださいね。
それでは、EaseUS Partition Master
を使用した「予約済みパーティションの拡張方法」を説明しますね。