【WinUp個別】Win7とWin10に修正パッチが来ました【2018/4/2】
この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。
3/30~3/31にかけてWin7とWin10に更新が来ています。
今回はその配信KBの記事なのですが、【WinUP個別】Win7のKB4100480、Win10の注意事項、Officeの互換機能パックなどについて【2018/3/31】で書き漏らしたことがありますので最初に書いておきます。
・WinUpエージェント
KB4023057とWin10更新アシスタントが原因といわれるWindows 10 バージョン1709 への強制アップグレードが問題になっていますが、今年に入ってからもロールアップに含まれた形でWinUpエージェントの更新が配信( Windows 10 Version 1703 の累積更新プログラム KB4088891)されています。
今後、1709にもKB4023057のようなKBが配信される可能性もないことではありません。十分に注意をしてください。
・システムの復元が失敗
【WinUP個別】Win7のKB4100480、Win10の注意事項、Officeの互換機能パックなどについて【2018/3/31】でシステムの復元ポイントを手動で明示的に作成しておくようお勧めしたのですが、Win10(1709)で「Windows ストアから Spotifyをインストールしているとシステムの復元に失敗する」という不具合があり改善されていないようです。
当該する方は忘れずに「Spotifyをアンインストール」しておいてくださいね。
重要
2018-03 x64 ベース システム用 Windows 7 更新プログラム (KB4099950)の導入時は関連KBと絡んで導入順序があります。絶対に注意してくださいね。
前置きが長くなってしまいましたが以下配信されたKBの情報です。
Win7
KB4096040ダウンロードページ
x64 ベース システム Windows 7 用 Internet Explorer 11 の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB4096040)
Internet Explorerの累積的なセキュリティ更新プログラム:2018年3月23日
このKBの情報は、当初【WinUP個別】Win7のKB4100480、Win10の注意事項、Officeの互換機能パックなどについて【2018/3/31】のコメント欄でZさんより寄せていただきました。
3/23付のKB4088881(月間ロールアップのプレビュー)にも含まれているとのことですが、KB4088881を未適用の場合でIE11が起動しない状態の方はこのパッチを当てておくようにしてください。
KB4099467ダウンロードページ
2018-03 x64 ベース システム用 Windows 7 更新プログラム (KB4099467)
KB4088875またはKB4088878インストール後に発生するBSoDの修正です。WinUpで自動的に落ちてきませんのでカタログのダウンロードページから落として手動で導入する必要があります。
自動配信にしないのが不具合発生の可能性があるためかどうかは不明です。
なお、インストール後に言語パックを導入すると無効になってしまうようですので留意しておいてくださいね。
症状
あなたは毎月のロールアップをインストールした後KB 4088875またはセキュリティ更新のみを KB 4088878、あなたがコンピュータからログオフするとき、次のような停止エラー0xABエラーメッセージが表示されます。
SESSION_HAS_VALID_POOL_ON_EXIT(ab)
重要
この更新プログラムのインストール後に言語パックをインストールする場合は、この更新プログラムを再インストールする必要があります。したがって、この更新プログラムをインストールする前に、必要な言語パックをインストールすることをお勧めします。詳細については、「言語パックをWindowsに追加する」を参照してください。
KB4099950ダウンロードページ
2018-03 x64 ベース システム用 Windows 7 更新プログラム (KB4099950)
ネットワークインターフェイスカードの設定を置き換えることも、静的IPアドレスの設定を失うこともあります
KB4088875 や KB4088878 で発生したネットワークの問題を解消する修正プログラムです。
インストール順序を目違えないようにしないといけないのですがこのブログとしては次のようにするとよいのではないかということで提示しておきます。ただし、100%正しいという事ではなく「手元環境で問題が発生しなかった手順ということですので申し添えておきます。
1)最初に、KB4088878またはKB4088875、それとKB4088881、KB4100480 がインストールされている環境では当該KBをアンインストールする。
2)その状態で、KB4099950 ⇒KB4088878またはKB4088875、それとKB4088881、KB4100480 ⇒KB4100480(64ビット専用)の順番で導入する。
概要
このアップデートでは、Windows 7 Service Pack 1(SP1)およびWindows Server 2008 R2 SP1のKB4088875およびKB4088878に導入された問題が解決されています。新しいイーサネットネットワークインターフェイスカード(NIC)が既定の設定で置き換えられ、ネットワークの問題が発生する可能性があります。また、更新プログラムの適用後に静的IPアドレス設定が失われるという問題もあります。これらの現象は、物理コンピュータおよびVMWareを実行している仮想コンピュータで発生することがあります。既知の問題点
マイクロソフトは、この更新プログラムに現在影響を与える問題は認識していません。
KB4100480(64ビット版限定)
2018-03 x64 ベース システム用 Windows 7 のセキュリティ更新プログラム (KB4100480)
CVE-2018-1038のWindowsカーネルのアップデート
CPU脆弱性問題の修正パッチです。なお、当初過去記事内でBSoD問題の解消…と勘違いして記述していたことをお詫びします。
概要
この更新プログラムは、Windowsの64ビット(x64)バージョンのWindowsカーネルにおける権限昇格の脆弱性を解決します。この脆弱性は、CVE-2018-1038に記載されています。次のいずれかの更新プログラムを適用して2018年1月以降にコンピュータが更新された場合、この脆弱性に対する完全な保護を目的としてこの更新プログラムを適用する必要があります。対象KBナンバー…4056897・4056894・4073578・4057400・4074598・4074587・4075211・4091290・4088875・4088878・4088881
既知の問題点
マイクロソフトは、この更新プログラムに現在影響を与える問題は認識していません。
Win8.1
Web上では3月のKBで障害が発生したというような話もあったのですが、特に修正KBは配信されませんでした。
Win10(1607)
KB4096309ダウンロードページ
2018-03 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム ()
2018年3月29日 – KB4096309(OSビルド14393.2156)
KB4096309またはKB4088787導入後のLAN周りの不具合の修正パッチです。
改善と修正
このアップデートには品質改善が含まれています。このアップデートでは、新しいオペレーティングシステムの機能は導入されていません。主な変更点は次のとおりです。KB4088889(2018年3月22日リリース)またはKB4088787(2018年3月13日リリース)をインストールした後、特定の環境構成での接続の問題により、動作の低下または環境の損失を引き起こす可能性のある問題に対処します。
以前のアップデートをインストールした場合、このパッケージに含まれている新しいフィックスのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。解決されたセキュリティ脆弱性の詳細については、「セキュリティ更新プログラムガイド」を参照してください。
Windows Updateの強化
Microsoftは信頼性を向上させるため、Windows Updateクライアントに直接更新プログラムをリリースしました。EnterpriseおよびProエディションを含む、Windows Updateから自動的にアップデートを受信するように構成されたWindows 10を実行するすべてのデバイスには、デバイスの互換性に基づいた最新のWindows 10機能アップデートと、ビジネス延期ポリシーに関するWindows Updateが提供されます。これは、長期のサービス版には適用されません。
このアップデートの既知の問題
マイクロソフトでは、現在この更新プログラムの問題を認識していません。
0
人気ブログランキング
人気ブログランキング