【WinUp個別】2018年11月のWin10第2定例日(10/28)のKB配信とCPU脆弱性修正他【2018/12/1】
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この記事について |
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2018年10月のwin10第2定例日(10/28)のKB配信の情報記事です。少々遅れ気味の掲載になり申し訳ない…。
なお、本来Win10の第二定例日なのですが、Win7/8.1の第二定例分が1週間遅れで配信されています。
今回、Win10の「iCloudの問題、CPU脆弱修正、ネットワークドライブ不具合に関する追加情報」も併せて掲載していますのでご覧になってくださいね。
この記事が、あなたのお役に立てば幸いです。
目次 |
対象 | 内容 |
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キーワード | Windows、KB、定例配信 |
OS/ソフト | Windows、Update、Office、7、8.1、10 |
対象読者 | Windows Update関連情報を求める方 |
Win7系 |
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注:今回もロールアップ適用でネットワーク関連にトラブルが発生する不具合は解消されていません。発生する環境の方は毎回のように発生しますのでバックアップを取得しておくなど十分に注意してください。
参考【WinUp個別】ネットワーク設定のバックアップ【2018/6/11】
【メーカーPCもOK】ドライバを一括で抽出する【Win10クリーンインストール】
ダウンロードリンク
KB4467108
2018-11 x64 ベース システム用 Windows 7 向けマンスリー品質ロールアップのプレビュー (KB4467108)
2018 年 11 月 28 日 — KB4467108 (マンスリー ロールアップのプレビュー)
ネットワークインターフェイスコントローラが機能しなくなる不具合が発生するのは解消されていません。ドライバを再インストールすることになるのですが、その際にインストーラーエラーでドライバの再インストールができないケースの発生が報告されています。
そのためこのブログでは、【メーカーPCもOK】ドライバを一括で抽出する【Win10クリーンインストール】を参考にDouble Driverでバックアップを取得しておいて「インストーラーでインストールするのではなくドライバーストアを上書き修復する」という方法を推奨しています。
なお、「Windows Media Playerで特定のファイルを再生するときにユーザーがシークバーを使用できなくなる場合がある」という不具合も発生しているようです。
2018-11 x64 対応の Windows 7 および Server 2008 R2 向け .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2 用の品質ロールアップのプレビュー (KB4467224)
2018年 11 月プレビュー品質プログラムのロールアップの 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、および 4.7.2 の.NET Framework の Windows 7 SP1 および Windows Server 20087 R2 SP1 (KB 4467224)
Win8.1系 |
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2018-11 x64 ベース システム用 Windows 8.1 向けマンスリー品質ロールアップのプレビュー (KB4467695)
2018 年 11 月 28 日 — KB4467695 (マンスリー ロールアップのプレビュー)
「Windows Media Playerで特定のファイルを再生するときにユーザーがシークバーを使用できなくなる場合がある」とのことです。
2018-11 x64 対応の Windows 8.1 および Server 2012 R2 向け .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2 用の品質ロールアップのプレビュー (KB4467226)
2018年 11 月プレビュー品質プログラムのロールアップの 3.5 インチ、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、および 4.7.2 の.NET Framework の Windows 8.1、RT 8.1、および Server 2012 R2 (KB 4467226)
Win10系 |
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iCloudの問題、CPU脆弱修正、ネットワークドライブ不具合に関する追加情報
iCloudの問題
Win10(1809)環境でiCloud for Windows(7.7.0.27)で不具合が発生していたようです。iCloud for Windows 7.8.1で解決したとのことですので更新してくださいね。
なお、同期ソフトの不具合が原因で(ファイルやフォルダがロック/ホールドされると)バックアップが終了しないなどの不具合が発生することが知られていますので当該する方は早めの更新を強くお勧めします。
CPU脆弱修正
MicrosoftはIntel CPUの脆弱性L1 Terminal Fault(L1TF)対応のKBが公開されました。このKBは自動更新では配信されないため手動での更新となります。
注意点としてM/BのBIOSアップで対応した場合は「このKBの導入は不要」ということがあるのですが、重要な留意事項があります。
PCメーカーから提供されている「Win OS上からのBIOSアップデートツール」が「導入されているWin 10のVer.に正式に対応していない」ケースでは、BIOSの書き換えに失敗してPCが起動しなくなることがあり、修理も不可能ということも発生します。
正式対応のツールがない場合は、CD/DVDやUSBメモリから起動してcmdからの書き換えをお勧めします。
注:それでも100%問題が発生しないとは言い切れませんし、BIOSアップ中の停電など物理的要因がなくても原因不明に書き換えが失敗してしまうことがあります。心配な方は、(責任を持ってくれますので)メーカーに依頼して書き換えをしてもらうとよいでしょう。
なお、BIOSを書き換えるのではなくKBを導入する場合は「万が一OSが起動しない事態になってもPC自体が使用できなくなってしまう」ことはありません。最悪、OS再インストールで元のように使用ができますので「心配な方はKB導入で脆弱性に対処する」方が無難です。
MSページ:インテルマイクロコードの更新の概要
ダウンロードリンク
1809・・・KB4465065
1803・・・KB4346084
1709・・・KB4346085
1703・・・KB4346086
ネットワークドライブ不具合に関する追加情報
この件の修正は12月上旬の提供予定に延期されました。
1809アップ前には必ずドライバーのバックアップを取得しよう
【メーカーPCもOK】ドライバを一括で抽出する【Win10クリーンインストール】を参考に必ずドライバーのバックアップを取得しておくことを強くお勧めします。
【日記】Win10は優秀すぎてファイル消失が発生する???【2018/8/1】で書いていますが、Win10のVer.アップ時にチップセットドライバなどがMS汎用ドライバに置き換わってしまう場合があります。Win10はある意味優秀すぎるのでそのまま動作してしまうのですが「省電力との絡みでシャットダウン時にVer.ダウンに失敗すると内蔵ストレージでも一部のデータ/(ファイル)や全データが吹っ飛ぶ」ということがまれに発生します。
防止策として、Ver.アップ後は念のためバックアップしておいたドライバセットを使用してリストアすることをお勧めします。(汎用ドライバに変わってしまったものが専用ドライバに戻ります)
1809
配信なし。
1803
KB4467682
2018-11 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1803 の累積更新プログラム (KB4467682)
2018年11月27日-KB4467682(OSビルド17134.441)
ドッキングとドッキング解除、シャットダウンまたは再起動の組み合わせによって、高精度タッチパッドまたはキーボードの応答が停止する問題
コールコントロール、音量の制御、および音楽のBluetoothオーディオデバイスへのストリーミングを使用している間に、オーディオサービスが機能しなくなるか、応答しなくなる問題
一部のユーザーがWi-Fi経由でプリンタなどの古いデバイスに接続できない問題
などが解決されています。当該する方は適用してみるのもよいでしょう。
改善と修正
このアップデートには品質改善が含まれています。このアップデートでは、新しいオペレーティングシステムの機能は導入されていません。主な変更点は次のとおりです。設定を使用してMicrosoft Office辞書から単語のスペルを削除できないようにする問題を解決しました。
GetCalendarInfo関数で、日本時代の最初の日に不正な時代の名前が返される問題を解決しました。
ロシアの昼光標準時間のタイムゾーンの変更に対処します。
モロッコの昼光標準時間のタイムゾーンの変更に対処します。
以前のバレルボタンの使用を許可し、機能をドラッグし、シムの選択肢がレジストリよりも優先されるようにする問題を解決しました。
ドッキングとドッキング解除、シャットダウンまたは再起動の組み合わせによって、高精度タッチパッドまたはキーボードの応答が停止する問題を解決しました。
電源投入後にシステムが応答を停止することがあり、ログオンを妨げる可能性がある問題に対処します。
Microsoft EdgeでMicrosoft Word Onlineを使用しているときに、選択した単語の最初の部分をスキップする問題を解決しました。
[スタート]メニューからURLショートカットが見つからないという問題に対処します。
「ユーザーが[スタート]メニューからアプリケーションをアンインストールできないようにする」ポリシーが設定されている場合に、ユーザーが[スタート]メニューからアプリケーションをアンインストールできるようにする問題を解決しました。
タイムライン機能の[開始 ]ボタンをクリックすると、ファイルエクスプローラが機能しなくなる問題を解決しました。この問題は、「ユーザーアクティビティのアップロードを許可する」グループポリシーが無効になっている場合に発生します。
SettingsアプリケーションでURI「ms-settings:easeofaccess-cursorandpointersize」を使用してアクセスカーソルとポインタサイズのページにアクセスできないようにする問題を解決しました。
コールコントロール、音量の制御、および音楽のBluetoothオーディオデバイスへのストリーミングを使用している間に、オーディオサービスが機能しなくなるか、応答しなくなる問題を解決しました。表示されるエラーメッセージは次のとおりです。
btagservice.dllの例外エラー0x8000000e。
bthavctpsvc.dllの例外エラー0xc0000005または0xc0000409。
Stop 0xD1 btha2dp.sysのBSODエラー。サードパーティのウイルス対策ソフトウェアが「ERROR_NO_SYSTEM_RESOURCES」エラーを受け取る可能性のある問題に対処します。
スマートカード使用時に過度のメモリ使用を引き起こす可能性のある問題に対処します。
システムがエラーコード「0x120_fvevol!FveEowFinalSweepConvertSpecialRangesChunk」での動作を停止させる問題を解決しました。
デバイス上のプロキシ自動設定(PAC)ファイルがIPリテラルを使用してWebプロキシを指定している場合、Application Guardがインターネットをブラウズできない問題を解決しました。
ワイヤレスネットワークポリシーで許可されたサービスセット識別子(SSID)が指定されている場合、Wi-FiクライアントがMiracast®デバイスに接続できないようにする問題を解決しました。
カスタムプロファイリング頻度を使用すると、Windows(ETW)プロファイリングのイベントトレースが失敗する問題を解決しました。
xHCI(eXtensible Host Controller Interface)デバイスに接続しているときにシステムが応答しなくなる電源状態遷移の問題に対処します。ディスクベンチマークソフトウェアを実行しているときに、システムにブルースクリーンが表示される問題を解決します。
ウィンドウを閉じた後、RemoteAppウィンドウが常にアクティブでフォアグラウンドになる問題を解決します。
Bluetooth LEパッシブスキャンが有効な場合でも、Bluetooth®低エネルギー(LE)ランダムアドレスを定期的に回転させることができます。Windows Server 2019および1809のLTSCキー管理サービス(KMS)ホストキー(CSVLK)のインストールとクライアントのアクティブ化が期待どおりに機能しなくなる問題を解決しました。元の機能の詳細については、KB4347075を参照してください。
Open with …コマンドまたは設定 > アプリケーション > 既定のアプリケーションを使用して、一部のユーザーが特定のアプリケーションとファイルの種類の組み合わせに対してWin32プログラムの既定値を設定できないようにする問題を解決しました。
ユーザーがGoogleプレゼンテーションからエクスポートされたプレゼンテーション(.pptx)ファイルを開けないようにする問題を解決しました。
マルチキャストDNS(mDNS)の導入により、一部のユーザーがWi-Fi経由でプリンタなどの古いデバイスに接続できない問題を解決しました。デバイス接続の問題がなく、新しいmDNS機能を使用する場合は、次のレジストリキーを作成してmDNSを有効にすることができます: “HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Policies \ Microsoft \ Windows NT \ DNSClient \ mDNSEnabled(DWORD)= 1”
以前のアップデートをインストールした場合、このパッケージに含まれている新しいフィックスのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。
このアップデートの既知の問題
症状
8月の品質ロールアッププレビューまたは2018年9月11日の.NET Frameworkの更新プログラムをインストールすると、SqlConnectionのインスタンス化によって例外がスローされます。この問題の詳細については、Microsoft Knowledge Baseの次の記事を参照してください。4470809 .NET Framework 4.6およびそれ以降のSqlConnectionインスタンス化の例外.2018年8月〜9月の.NET Frameworkの更新。
回避策
マイクロソフトは決議に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供する予定です。症状
この更新プログラムをインストールすると、Windows Media Playerで特定のファイルを再生するときにユーザーがシークバーを使用できなくなることがあります。この問題は通常の再生には影響しません。回避策
マイクロソフトは解決策を検討しており、2018年12月中旬に解決策が提供される見込みです。
1709
KB4467681
2018-11 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1709 の累積更新プログラム (KB4467681)
2018年11月27日-KB4467681(OSビルド16299.820)
内容、注意点は11803版と同じです。
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