【 Winトラブル】コマンドを自動実行して〇〇をさせるバッチファイル集【2024/12/22】
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目次
この記事について
この記事は、内容を追加していく記事です。
1)記事で取り扱うコマンド内容の提案をしていただきたいと考えています。(読者の提案を反映していく形式の記事です)また、完成形がなく「読者の方とともに追加や修正を加えていく記事」です。
記事のコメント欄で、ご提案いただけると幸いです。
また、Win OSのVer.アップでコマンドが利用できなくなることや、私が記述を間違えている場合もあるかと思います。そのような場合もコメント欄よりお知らせください。
2)項目が多いため、非常に長文の記事になっています。目次をクリックすることで当該の箇所にジャンプしますのでご利用ください。また、サイドバーにも目次を表示していますので、本文冒頭の目次とともにサイドバーの目次もご活用ください。
重要な注意点
・この記事で紹介している手法の実行はすべて自己責任です。コマンドの利用などに伴う不具合・不都合・障害の発生などについては、すべて免責とさせていただきます。
※ どのようなツールであっても、想定されない使用や誤った利用をすれば「不具合・不都合・障害の発生」ありえますので、利用に対する責任を担保することは事実上不可能です。特に、コマンドを適用する対象(ドライブなど)の錯誤を提供者が防止することは不可能です。
・ほとんどの場合、コマンドを誤って利用した場合はエラーが表示されて操作ができないという状態になり、実害の発生はありません。ただし、適用する対象を間違えたり、システムに係る根幹やレジストリを変更する場合などは障害が発生する可能性がでてきます。コマンドの利用は慎重に行ってください。
・詳細は、「販売品を含むバッチファイルの利用上の条件」をお読みください。
・これは、コマンドの利用だけではなくすべてのケースで言えることなのですが、PC上で様々な操作をする前にはシステムやファイルのバックアップ、復元ポイントの作成を行い、環境をリストアできる状態で実行すべきです。このことはあくまで「自己責任の義務といえる事柄」です。くれぐれも忘れないでください。
記事の引用などと著作権
当ブログ(自作PCの道楽新館)をご利用くださる方へのお願いとお断りに記載の「法令・著作権等」の項目のとおり、以下になりまので遵守ください。
・著作権について
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Windows11の PCを利用していると様々なトラブルに遭遇することがあります。
いろいろな場面でトラブルシューティングをする上で、いちいちトラブルシューティングをUI(ユーザーインターフェイス)上から一つ一つ実行するよりも、コマンドを利用したほうが手っ取り早いケースというのはよくあります。
また、トラブルシューティングツールや設定のための項目は深い階層にあって見つけにくかったりします。使いにくいところもありますし、ピンポイントでトラブルを解決できない場合も少なくないです。そもそも目的に合うものが用意されていない場合も多いです。
さらに、コマンドや設定を探し出さなければならない、間違えるのが怖い、やり方がよくわからない、どのようなコマンドを探せばよいのかがわからない、こんな場合があります。
トラブルではなくWinの設定を変更したい場合などでは、なかなか見つからずに探し出す時点で苦労をしなくてはならない場合も多いです。
そこで、この記事ではトラブル時の利用頻度が高いコマンドを事例集として紹介します。
また、推奨する操作の中には「コマンドラインでの操作に向かない/できない(ないしは煩雑になりすぎる)」ものもあり、そちらはUI上からの操作を紹介しています。
なお、記事本文中では「コマンド本体部分」を緑色の太字で表示しています。
※ この記事には関連記事があります。
More:
この記事のコマンドはWin11の23H2と24H2が対象です。Win10では動作確認をしていないものが含まれています。(Win10でも共用できるものが大半ですが、、詳細に検証していません)
cmdやPowerShellで使用されるコマンドの多くは、Windows 10とWindows 11の両方で同じように動作します。ただし、オペレーティングシステムのバージョンに依存するいくつかのコマンドや機能が存在することがあります。
以下に、異なる可能性のあるいくつかの例を挙げます。
Windows 10とWindows 11で相違点があるコマンド
ディスク管理コマンド:
一部のディスク管理コマンドやオプションは、Windowsのバージョンに依存することがあります。例えば、diskpart コマンドの一部のパラメータやオプションが新しいバージョンで追加または変更されることがあります。
bcdeditコマンド:
ブート設定の管理に使用される bcdedit コマンドは、Windowsのバージョンごとに微妙な違いがあることがあります。具体的には、新しいオプションやパラメータが追加されることがあります。
PowerShellモジュール:
Windowsのバージョンによって、利用可能なPowerShellモジュールやコマンドレットが異なる場合があります。Windows 11では、新しいモジュールやコマンドレットが追加されることがあります。
WSL(Windows Subsystem for Linux):
WSLに関連するコマンドは、Windowsのバージョンごとに異なる場合があります。特に、Windows 11ではWSL2が標準でサポートされるなど、改善や変更が加えられています。
具体例
wsl –install コマンド(WSLのインストール)
Windows 10: 一部の古いバージョンでは wsl –install コマンドがサポートされていないため、手動でWSLを有効にする必要があります。
Windows 11: wsl –install コマンドを使用して、簡単にWSL2をインストールおよび設定できます。
diskpart コマンドのパラメータ
Windows 10: 特定のパラメータやオプションが利用できない場合があります。
Windows 11: 新しいディスク管理オプションやパラメータが追加されています。
コマンドの具体的な違いはOSのバージョンや更新プログラムによって異なる場合があるため、公式ドキュメントやヘルプコマンド(例:bcdedit /? や Get-Help <command>)を参照することをお勧めします。
※ この記事では、随時コマンドを追加していく予定です。
※ 一部の関連する項目は、コマンドではなくUI上からの操作を記載しています。(コマンドから実行するのに向いていないものなど)
※ コマンドには少数ながら「テキストで掲載するとサーバーに対して不正な操作(許可されていない操作)を命令した」と判定され、403エラーが発生するものがあります。。(例えば、シャットダウンのコマンドはサーバーに対してシャットダウン命令を発したと判定されてしまう)そのため画像として掲載しているものがあります。お手数をおかけしますが、利用時はご自分でキーボード入力してくださいね。
※ 記事内のコマンド実行では、cmdとPowerShellを利用しています。(併用している場合もあります)
なお、手軽にバッチファイル化が可能な状態で記事にしますが、面倒という方や、それでも難しい/自信がないという場合もあるでしょう。
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まだ、販売を開始していません
バッチファイル集の販売について:
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販売ページリンク
ベクター
インフォトップ
対象 | 内容 |
---|---|
キーワード | Windows、トラブル、コマンドプロンプト、PowerShell
不具合、回復、修正、cmd、バッチファイル |
OS/ソフト | Windows11、PowerShell、cmd |
対象読者 | ・Windows11利用者
※ 記事中のコマンドなどはWin11準拠です。利用可能な場合が多いのですが、Win10環境での検証を行っていません。 ・基本的には、PCスキル上級者向けの記事です。十分な知識が必要な項目が含まれています。 ※ 初心者/中級者の利用も可能ですが、十二分に注意を払って利用してください。 ・Windowsの不具合時の対応を簡単に実行したい方 |
最終更新日 | 2024/12/29…初版完成・お知らせ
2024/12/22…記事作成開始 |
バッチファイルについて
最初にこの記事と販売品のバッチファイルについての利用上の条件と、バッチファイルというものについて、記事の記述をバッチファイル化する方法について説明します。
販売品を含むコマンドやバッチファイルの利用上の条件
以下、諸事記載しますが、この記事で紹介するコマンドやバッチファイル(販売品を含む)の利用で、不具合や不都合が発生する可能性は低い(少なくとも高くはない)と考えています。。
ただし、操作の中には失敗すると特別危険度の高いものや操作途中で電源断などが発生するとまずいものも含まれています。また、不都合や不具合がすでに発生しているPC(システム)上で利用するものも含まれています。そのようなケースでは、もともと発生していた不都合や不具合が亢進してしまう場合があることは避けられません。個別にも注意喚起をしますがあらかじめのご了解をお願いします。
・井上事務所グループの特定商取引法に基づく表示を必ずご覧ください。
・ご利用に際し、PC環境の保全は利用者(あなた)の責任です。ご利用前に各種バックアップを取得しておくなど、十分なPC環境の保全を行ってください。特に、操作対象を自分で指定する必要のあるコマンドについては、指定する対象の間違いに十分注意を払ってください。
・ご利用に際し、不都合や不具合の発生があった場合の責任は担保いたしません。(免責とします)
コマンド(ないしはバッチファイル)の利用は自己責任となります。検証した一般的環境での不具合はありませんが、OSのバージョンの違い、環境変数やマルチブーとなどの諸要因で不具合や不都合の発生がある可能性は否定できません。
また、ディスクに関するコマンドなど「自分で操作対象を指定しなけでばならないコマンド」の適用対象を間違えてしまうことなどは、私が防止することはできません。
これはどのようなアプリ(ソフト)でも同様ですが、すべての環境に適合していることの検証などはできませんのでご了解ください。
・利用しているコマンドは一般的なものです。誤った運用をしなければ、不都合の発生はほぼないと推定されます。ただし、どのような場合でも共通の注意事項となりますが、操作前にはシステムバックアップの取得や、個別事項のバックアップは必須です。このことは忘れないようにしてください。
・販売バッチファイルの購入と利用は自己責任のもとに行うものとします。キャンセル・返金・利用結果に係る損害の修復や賠償は行いません。また、免責とします。
※ 利用条件は追加/変更がなされる場合があります。その場合はこの記述を変更することで事足りるものとし、個別の周知は行いません。
※ 記載のない事項については、日本国内法および公序良俗に従うものとします。
バッチファイルとは
バッチファイルとは、Windows環境で実行できるコマンド列を記述したテキストファイルのことです。バッチファイルは拡張子が「.bat」であるため、BATファイルとも呼ばれます。
バッチ処理とは複数のコマンドを順次実行する命令形態です。
バッチ処理のメリットは、一度バッチファイルを登録しておけば手間をかけずに実行でき、コマンドの入力間違いなども心配がいらなくなる点などです。
ただし、処理が自動で行われ、終了するとウインドウも閉じてしまうなど「人間が確実に結果を見る作業」には向かないところもあります。
そのため、この記事では手間が省けるバッチファイル用の記述と、個別実行用の記述を併記します。「人間が確実に結果を見る必要がある」と判断した場合は個別実行用の記述を利用して操作を行ってください。
バッチファイルの作成方法
記事内のバッチファイル用の記述をメモ帳にコピペして、一旦デスクトップなどのわかり易い場所に内容がわかりやすい名前をつけて保存します。その後に拡張子を「 .tex 」から「 .bat 」に変更するだけです。
なお、作成完了後に専用のフォルダを作成し保存し直すのもよいでしょう。
以下、「PowerShellを自動実行して休止ファイル作成を無効にするバッチファイル」を使って、画像付きで解説します。
1)すべてのプロブラムから、メモ帳を起動する。(繰り返し使用する場合は右クロックしてスタートに登録しておくと便利です)
2)PowerShellを自動実行して休止ファイル作成を無効にするバッチファイルの記述をコピーする。
@echo off
echo 休止状態を無効にしています…
# PowerShellスクリプトの実行(休止状態の無効化)
PowerShell -Command “Start-Process PowerShell -ArgumentList ‘powercfg.exe /hibernate off’ -Verb RunAs -Wait”
echo 完了しました。
pause
3)メモ帳に貼り付けます。
4)上部のファイルから名前をつけて保存を選択 ⇒ 名前をつけ、保存場所を決定して保存し、メモ帳を閉じます。画像では、名前を「休止ファイル作成を無効」にしてデスクトップに保存しています。
5)デスクトップに保存されたテキストファイルを一時クリックして選択を確定し、キーボードのF2キーを押下すると名前が変更できる状態になります
6)拡張子の .txt を .bat に変更して保存し直します。この際、警告トーストが出ますが「はい」をクリックしそのまま保存します。
7)これで完了です。ダブルクリックすると動作します。
バッチファイル利用時の注意点
確実に効果を上げ、不都合や不具合を防止するため、次の二点は遵守してください。
1)できる限るOSの高速スタートアップとM/Bのファーストブート機能は無効にしておく。
2)バッチファイルでの操作を完了したら、必ず再起動を実行する。
3)提示しているコピペ用のコマンドには、不要な部分が含まれています。操作内容がブラックボックス化しないようにコマンド内容などの説明を入れています。赤文字の注意が表示されたり、有効なコマンドではないなどと表示される場合がありますが、動作(操作)結果そのものには影響はありません。
実際にバッチファイルを動作させた時の様子
1)「PowerShellを自動実行して休止ファイル作成を無効にするバッチファイル」のように操作が一瞬でで完了するものでは、ウインドウがすぐに閉じてしまって結果が確認できない場合があります。
2)複数のコマンドを実行する場合は、第一ウインドウ(複数の命令を実行させるためのウインドウ)が残る場合があります。ウインドウを閉じる場合は、上部のバツ印で閉じるか、exit と入力して閉じます。
cmdとPowerShellをスタートメニューに登録する
cmdとPowerShellをスタートメニューに登録して、手軽に起動できるようにします。この項目に危険はありません。
この操作をコマンドで実行するのは厄介ですので、通常にUI上から行ってください。
すべてのアプリ ⇒ Windowsツールをクリックして開きます。
cmdとPowerShellが見つかりますので、項目を右クリックしてスタートにピン留めします。
実行時は項目を右クリックして管理者として実行します。
コマンド利用の注意点
しつこいのですがコマンドライン利用にあったって非常に重要ですので、整理して再度掲載しておきます。
コマンドラインから操作を行う際は、特にシステムに直接影響を与えるような変更を行う場合、以下のような注意点を遵守してください。
重要 各種操作実行前に、手動で明示的に復元ポイントを作成しておいてください。システムの復元機能は、システム設定やレジストリを以前の状態に戻すことで、多くの場合に問題を解決する手段として利用できます。万が一、システムが起動できなくなってしまった場合などにも、回復メディアから起動してシステムの復元を利用することで修復が可能です。(少数ですが、修復できない場合もあります・・・例:システムドライブを消去してしまった場合など)
注意事項
UIとコマンドの選択:UI上から実行したほうが手間が少ないのではないかというようなものであってもコマンドを掲載しているものがあります。UI上から実行できないようである、どうもうまくいかないというように感じた場合などに利用してください。
バックアップの重要性: システムやデータのバックアップを必ず取得してください。予期せぬ問題が発生した場合、バックアップがあると元の状態に戻すことができます。
管理者権限の確認: コマンドの実行には管理者権限が必要です。コマンドプロンプトやPowerShellを管理者として実行してください。
コマンドの正確な入力: コマンドを正確に入力してください。誤ったコマンドの実行はシステムに深刻な影響を及ぼす可能性があります。
公式ドキュメントの参照: コマンドの使用方法や設定変更については、必ず公式ドキュメントや信頼できる情報源を確認してください。
再起動の必要性: 一部のコマンドは実行後にシステムの再起動が必要です。変更が正しく反映されるよう、再起動を行ってください。
テスト環境での実施: 可能であれば、まずテスト環境でコマンドを実行し、その影響を確認してください。本番環境での実行は慎重に行ってください。
慎重な操作: コマンドライン操作は慎重に行ってください。不必要な変更や不要な操作は避けるようにしてください。
事例別の利用コマンド例
障害などに合わせて、コマンドを組み合わせて利用することがあります。
記事内でも以下のように組み合わせて利用しています。
システムドライブの空き領域を増やす場合の例
クローンしたSSDを新規に取り付けた後に、5GB~甚だしい場合には30GB程度以上使用領域が増えてしまう場合があり、比較的容量の小さなSDDでは容量が逼迫してしまう場合があります。これは、利用開始と同時に高速スタートアップ有効状態では休止ファイルが作成され、搭載されているメモリ量にもとづいて仮想メモリが形成されるためです。
このような場合に空き量を増やすには、休止ファイルの生成を停止し、仮想メモリの大きさを調整します。
参考記事: 【旧館からの移転記事】SSD移行後何もしないのに使用容量が一気に増えた???
※ コマンドでは仮想メモリの大きさを最大/最小とも2000MB(2GB)にしています。
Win11の休止ファイル作成をやめ、仮想メモリを最大/最小とも2000MBに設定する
手動で個別に実行する場合
cmd
powercfg /h off
続けて
wmic pagefileset where name=”C:\\pagefile.sys” set InitialSize=2000,MaximumSize=2000
バッジファイルにする場合
cmd
@echo off
echo 休止ファイルの作成を無効にしています…
:: 休止状態を無効にするコマンド
powercfg /h off
echo 仮想メモリを設定しています…
:: 仮想メモリの設定(最小2000MB、最大2000MB)
wmic pagefileset where name=”C:\\pagefile.sys” set InitialSize=2000,MaximumSize=2000
echo 設定が完了しました。再起動を行ってください。
pause
OSの起動と終了
OSの起動と終了に関するものです。
物理的にハードシャットダウンを行う
操作自体に危険性はありませんが、システムファイルなどの破損が発生する場合があります。
1)Shiftキーを押下したままでシャットダウン操作をします。実行しているプロセスを終了し、画面が完全に暗転し、動作中の各種ランプが消えてファンの動作が停止するまで押下し続けてください。
2)やむを得ずOSの起動途中やPCフリーズ時実行する場合などは、PC本体の電源ボタン押下し続けます。画面が完全に暗転し、動作中の各種ランプが消えてファンの動作が停止するまで押し続けてください。なお、操作というよりも起動途中などの状態でシャットダウンするということにより、障害が発生する場合があります。(ある意味、通常に操作ができなくなっている時点ですでに障害が発生しています)
OS上からハードシャットダウンを行う
OSが通常に起動/動作している場合は良いのですが、場合によっては物理的にハードシャットダウンを実行するのと同じリスクがあります。(何らかの操作の実行中にハードシャットダウンを行うなど)
※ ソフトのフリーズ時は、先にタスクマネージャを開いて操作が可能かどうかを試してください。
以下のコマンドを実行する。
コマンド
cmdを手動で起動してから直接実行する場合のコマンド
cmdまたはPowerShellを開いて、以下のコマンドを入力してください:
cmd
※ このコマンドは単体のテキストで記述すると、「サーバーに対して不正な操作を命令した」と判定され、403エラーが発生してしまいます。(サーバーに対してシャットダウン命令を発したと判定されてしまう)そのため画像として掲載しています。お手数をおかけしますが、利用時はご自分でキーボード入力してくださいね。
このコマンドは、すべてのアプリケーションを強制終了し、すぐに完全シャットダウンを行います。
バッチファイル
cmdを自動で開始してコマンドを使用するバッチファイル
以下の手順に従って、バッチファイルを作成してください:
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します:
batch
@echo off
echo 完全シャットダウンを行っています…
shutdown /s /f /t 0
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「full_shutdown.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
このバッチファイルを実行することで、完全シャットダウンが行われます。以上のコマンドとバッチファイルを使用して、Windows 11上での完全シャットダウンを実行することができます。
起動時に起動オプションが表示されるようにする
コマンド
cmdないしはPowerShellを手動で起動してから直接実行する場合のコマンド
以下のコマンドをcmdまたはPowerShellで実行してください:
cmd
bcdedit /set advancedoptions on
このコマンドは、ブートメニューのポリシーをレガシーモードに設定し、起動時に起動オプションが表示されるようにします。
バッチファイル
cmdを自動で開始してコマンドを使用するバッチファイル
以下の手順に従って、バッチファイルを作成してください:
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します。
@echo off
echo 起動時に起動オプションを表示するように設定しています…
:: ブート時に起動オプションを表示させます
bcdedit /set advancedoptions on
echo 設定が完了しました。
pause
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「enable_boot_options.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
このバッチファイルを実行することで、起動時に起動オプションが表示されるように設定されます。
もとに戻す場合は、コマンドのonの部分をoffに変えて実行します。
More:
この項目については、無料ソフトを利用するという方法もあります。
【便利なソフト】一ヶ月利用OKのメリットあり:高機能バックアップソフトMiniTool ShadowMaker【2024/7/17】で紹介しているMiniTool ShadowMakerなどのようなアプリを利用するというものです。
ソフトの機能で、起動時にオプションを選択できるようになりますし、無料でバックアップが可能ですので便利かと思います。
色々なメリットがありますので、信頼できる無料のバックアップソフトも必要という方はぜひご利用ください。
ブート領域の修復
ブート領域の修復には、いくつかのコマンドを使用することができます。以下は、Windowsの場合の一般的な手順です。
コマンドプロンプトを管理者として実行します。
ブートレコードの修復: コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します:
sh
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
これらのコマンドは、マスターブートレコード(MBR)の修復、ブートセクタの修復、およびブートコンテンツデータベースの再構築を行います。
システムの再起動: 修復が完了したら、コンピュータを再起動して、修復が正しく反映されているか確認します。
Win11 OS利用時のトラブル防止
Win11を使用する場合に、トラブル防止のために実行しておいたほうがよい設定などです。
M/Bのファーストブートを無効にする
M/B設定でIntel/AMDのFast Boot を無効にします。【やはり危険?】高速スタートアップとFast Boot 【2024/2/19】の記事を参考に以下の操作を行ってください。
上の画像はMSIのものですが、ほぼ各社共通で以下のような操作になります。
M/Bの設定を開く ⇒ bootないしは起動のタブを開く ⇒ 項目の中にFast Boot (AMD Fast Boot またはメーカー独自の〇〇Fast Boot となっているものもある)がありますので、disable(無効)に切り替える ⇒ 設定を保存して終了します。
よくわからないという方は、PCやM/Bに付属する説明書を見てくださいね。
高速スタートアップを無効にする
【やはり危険?】高速スタートアップとFast Boot 【2024/2/19】の記事を参考に以下の操作を行ってください。
設定の電源オプションからでも変更は可能なのですが、 このブログでは cmd から 休止ファイルの停止をすることをおすすめしています。実のところ、このやり方のほうが汎用的で、一石二鳥と言うか 休止ファイルが作成されなくなりますので 毎回 SSD に書き込みが起こり 劣化することを防ぐ 形にもなりますし、 システムドライブの容量のスリム化にも貢献します。(休止ファイルは、通常6~10GB程度のサイズを消費しています)
なお、この方法を使うと電源オプションの起動オプションから高速スタートアップと休止の項目が消えることになり、大きなWinUpのときに高速スタートアップ有効状態が復活してしまうケースも減少します。
手順:
非常に簡単です。
コマンドプロンプト(管理者)を管理者として実行し、「 powercfg.exe /hibernate off 」と入力するだけです。(もとに戻す場合は、offのところをonに変更します。)
タスクバーの検索窓に cmd と入力 ⇒ コマンドプロンプトが表示されますので右クリックから管理者として起動する ⇒ 「 powercfg.exe /hibernate off 」と入力してエンターキーを押す
これで完了しますのでexitと入力して、ウインドを閉じます。
この操作終了後に電源オプションを確認すると(成功していれば)高速スタートアップと休止が消えている状態になります。また、C:の使用容量も休止ファイル分の5~10GB程度減ります。
高速スタートアップを電源オプション(UI上)から無効にする場合の操作
以下のページを参考にしてください。
システムの復元を有効にしておく
システムの変更を行う前に、手動で復元ポイントを作成しておくと安心です。これにより、問題が発生した場合にすぐに元の状態に戻すことができます。参考サイトを参考に、有効になっていることを確認し保存に割り当てる容量を調整してください。
※ 現在デフォルトでは、無効になっていることも多いようです。
※ できれば10~15GB程度にしておくのが無難かと思います。システムディスクの空き容量と相談して決めてくださいね。
参考サイト:
NTFSのログファイルシステムをLFS Ver1.1に固定する
この操作は(基本的には)MSが推奨するものではありませんが、Win7以前に利用していたSDカード・USBメモリ・外付けHDDなどをお持ちの場合は実行しておいたほうが良い項目です。LFSが異なる場合に発生するデータの消失を防止することができます。(OSの高速スタートアップ由来のデータ消失に関する対策です。ただし、MSは推奨していませんし、これは高度な設定変更であり、システム全体に影響を及ぼす可能性があるため、慎重に行う必要があります。それでも、いきなりデータが吹っ飛んでしまう事態をどう考えるかの問題ですので、よく考えて実行してください)
なお、操作はcmdとレジストリエディタから行います。
※ 本来は、LFSを1.1にした状態で古いLFS1.1のメディアからデータを取得し、その後LFS2.0で運用することが望ましい対応です。
参考並びに引用元の記事: 【外付けHDD】新たなファイル消失問題【内蔵HDDも危ない?】
方法の抜粋
LFSの固定方法
◎ あくまで自己責任です!!!
操作の前に:(複数台のストレージがある場合)
・外付けストレージ、USBメモリスティック、SDカードなどを安全な取り外しでLFS1.1の状態にして取りはずす。
・完全シャットダウンしてLFSを1.1にダウンし、内蔵ストレージをシステムドライブ1台だけにする。
・以下の操作完了後に1台ずつ順次接続し、起動状態でLFS1.1になっていることを確認していく。1)LFS Ver.のチェック方法
Winキー+Xで高度なコンテキストメニュー⇒コマンドプロンプト(管理者)を実行して「 fsutil fsinfo ntfsinfo C: 」(Cの部分は各ドライブレター)画像の場合はLFS2.0になっています。、高速スタートアップ無効の状態のPCでは毎回旧Ver.のLFS1.1との切り替えを繰り返していますのでいっそやめてしまいましょう。
(Win7と外付けストレージを共用している場合に万が一安全な取り外しを実行しなかった場合、高速スタートアップ有効でシャットダウン後に取り外した場合も安全です)2)レジストリを書き換えます。
Winキー+Xで高度なコンテキストメニュー⇒ファイル名を指定して実行⇒「 regedit 」でレジストリエディターを開きます。HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\FileSystemに移動し、DWORD値「NtfsDisableLfsUpgrade」を作成して値のデータを 0から1 に変更します。
0から1に書き換えます。
書き換えたら、PCを再起動するか、シフトキー+電源ボタンで完全シャットダウンしコールドブートしてください。それで設定が反映されます。
3)LFS Ver.を確認します
再度Winキー+Xでcmd(管理者)を実行し、「 fsutil fsinfo ntfsinfo C: 」でLFSのVer.が1.1になっていることを確認します。4)OKでしたら、内蔵ストレージから順に1台ずつ接続し、都度取り付けたストレージのLFS Ver.を確認していきます。
すべてLFS1.1二なれば(なっていれば)OKです。これで無用なLFSの書き換えは実行されず、もし安全な取り外しを忘れたり、高速スタートアップを有効にしているPCで電源が切れた状態で外付けHDDを取り外してもファイルの消失はおきません。
また、この状態にしておくとシェル終了後のデフラグを設定しても問題は発生しないと考えられます。
◎ 注意事項
・Windows Update、チップセットドライバの更新、予期せぬ電源断からの起動時の自動修復、スタートアップ修復などの後に設定が戻ることがあります。その様な場合は必ず再チェックしてください。また、定期的なチェックをすることをお勧めします。
・LFSのVer.を1.1に固定することでパフォーマンスが若干低下します。(自分の手元ではシーケンシャル読み出しで1.5%程度、5回平均の数値で140⇒138でした)
More:
レジストリの操作をコマンドから実行する方法もあります。
例えば今回のケースですと次のようになります。
レジストリキーの作成と値の変更コマンド
レジストリキーの作成:
cmd
reg add “HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\FileSystem” /v NtfsDisableLfsUpgrade /t REG_DWORD /d 1 /f
コマンドの詳細
reg add: レジストリキーを追加または変更するコマンド。
“HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\FileSystem”: 操作対象のレジストリパス。
/v NtfsDisableLfsUpgrade: 値の名前(NtfsDisableLfsUpgrade)を指定。
/t REG_DWORD: 値の種類(DWORD)を指定。
/d 1: 値のデータ(1)を指定。
/f: 確認を求めずに強制的に実行。
このコマンドを実行することで、レジストリエディターで行ったのと同じ操作をコマンドラインから行うことができます。
しかしながら、レジストリ操作をコマンドから実行した場合の間違いは重大な結果を引き起こす可能性が高くなります。そのため記事では、UI上(レジストリエディタ)からの操作を推奨しました。
BitLocker
BitLockerのトラブル時の対応のために、一度ドライブ暗号化を実行して回復キーを保存しておくことをおすすめします。
参考記事:
自作PCの道楽新館
自作PCの道楽新館
Windows PCのトラブル解決とお役立ち情報
回復用ユーザーの作成とパスワードリセットディスク
1)回復用ローカルユーザーの作成
コマンド
cmdを手動で起動してから直接実行する場合のコマンド
以下のコマンドをcmd(管理者)で実行してください:
cmdを管理者として起動する(スタートメニューを右クリックし、「Windowsターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択)。
以下のコマンドを順に実行します:
cmd
net user ユーザー名 パスワード /add
net localgroup Administrators ユーザー名 /add
ここで、ユーザー名 と パスワード を適宜置き換えてください。
バッチファイル
cmdを自動で開始してコマンドを使用するバッチファイル
以下の手順に従って、バッチファイルを作成してください:
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します:
batch
@echo off
echo ローカルアカウントを作成しています…
:: ローカルアカウントの作成
net user ユーザー名 パスワード /add
:: ローカルアカウントを管理者グループに追加
net localgroup Administrators ユーザー名 /add
echo ローカルアカウントの作成が完了しました。
pause
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「create_local_admin_account.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
このバッチファイルを実行することで、ローカルアカウント(管理者)が作成されます。ユーザー名 と パスワード を適宜置き換えて使用してください。
2)パスワードリセットディスクの作成
以下の記事を参考にしてください。
Windows 11で、パスワードリセットディスクを作成する方法について教えてください。
OSロールバック可能期間の延長
【WinUp個別】Win11のロールバック可能期間を延長する【2024/12/18】を参考にしてください。
操作はターミナル(管理者)ないしはPowerShell(管理者)またはコマンドプロンプト(管理者)から実行します。
全体の流れ
実際の手順
1)ターミナル(管理者)ないしはPowerShell(管理者)またはコマンドプロンプト(管理者)を開きます。以下、記事ではターミナルで説明しいていきます。
タスクバーのWinアイコンを右クリックして高度なコンテキストメニューを表示させる ⇒ 表示されたターミナル(管理者をクリックして開きます。
2)「 DISM /Online /Get-OSUninstallWindow 」(コピペで大丈夫です)を実行し、現状の延長可能日数を確認します。画像では、デフォルトの10日間になっています。
3)「 DISM /Online /Get-OSUninstallWindow 」を実行して60日間に延長します。
4)再び「 DISM /Online /Get-OSUninstallWindow 」を実行して、60日間に延長されていることを確認します。
5)60になっていればOKです。「 exit 」と入力して閉じてください。
これでロールバック可能期間が、60日間に延長されました。あとは、期間の終了を忘れないようにしてくださいね。
WindowsUpdate関連
WindowsUpdate関連の事項です。
WindowsUpdateのリセット
Windows Updateのリセットには、コマンドプロンプトを使用する方法があります。以下の手順で行います。
コマンドプロンプトを管理者として実行し、以下のコマンドを入力します。
plaintext
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
次に、以下のコマンドを入力して、Windows Updateのキャッシュを削除します。
plaintext
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old
最後に、以下のコマンドを入力してサービスを再起動します。
plaintext
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver
これでWindows Updateのリセットが完了します。
指定KBの削除
特定のKB(Knowledge Base)アップデートを削除するためには、以下の手順をコマンドプロンプトで実行することができます。管理者として実行されたコマンドプロンプトが必要です。
重要な注意: KBにはUI上から削除できないものがあります。コマンドからですと削除ができてしまうのですが、悪影響が出てしまう場合があります。そのため、UI上から削除できないKBを削除したい場合には、システムの復元から導入以前の状態に復元する方法を取るようにすることを強くおすすめします。
コマンドプロンプトを管理者として実行します。
特定のKBアップデートを確認:インストールされているアップデートの一覧を表示するには、以下のコマンドを入力します:
plaintext
wmic qfe list brief /format:table
特定のKBアップデートを削除:
削除したいKB番号を見つけたら、以下のコマンドを入力して削除します。
plaintext
wusa /uninstall /kb:<KB番号>
例えば、KB1234567を削除したい場合は次のようになります。
plaintext
wusa /uninstall /kb:1234567
これで、指定したKBアップデートが削除されます。
Windowsの認証関連
Windowsの認証関連の事項です。こちらは、バッチファイルを掲載しません。
OSのプロダクトキーを確認する
Windowsのプロダクトキーを確認するには、コマンドプロンプトまたはPowerShellを使用する方法があります。以下に手順を示します。
※ OSインストール時にプロダクトキーを入力しないでインストールし、デジタル認証をした場合は次の画像などのようなエラーになり表示されません。
方法 1: コマンドプロンプトで確認する方法
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
以下のコマンドを入力:
cmd
wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey
エンターキーを押す:
プロダクトキーが表示されます。
方法 2: PowerShellで確認する方法
PowerShellを管理者として起動します。
以下のコマンドを入力:
powershell
(Get-WmiObject -query ‘select * from SoftwareLicensingService’).OA3xOriginalProductKey
エンターキーを押す:
プロダクトキーが表示されます。
これでOSのプロダクトキーを確認することができます。
OSのインストールIDを確認する
OSのインストールIDとは異なり、電話認証などのときに入力を求まられる6桁の数字群(画像でXXXとなっている部分)です。通常はライセンス認証手続きをしていると表示されるのですが、デジタル認証を行った場合に「どういうわけか表示されない(その画面に行けない)不具合が発生する場合があるようです。そのようなケースでも、コマンドからなら表示できるケースがあるようです。
このようなケースになってしまった場合は、MS認証窓口に電話をして、(人間の)オペレーターに「インストールIDを表示させることはできるのだが、認証UIに表示されない」と伝えると対処してもらえる場合があるようですので憶えておいてください。
方法 1: コマンドプロンプトで確認する方法
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
以下のコマンドを入力:
cmd
slmgr /dlv
エンターキーを押す:
数秒後に、Windows Script Hostウィンドウが表示されます。このウィンドウには、OSのインストールIDやその他のライセンス情報が含まれています。
方法 2: PowerShellで確認する方法
PowerShellを管理者として起動します。
以下のコマンドを入力:
powershell
slmgr /dlv
エンターキーを押す:
数秒後に、Windows Script Hostウィンドウが表示されます。このウィンドウには、OSのインストールIDやその他のライセンス情報が含まれています。
これでOSのインストールIDを確認することができます。
※ 蛇足ですが、赤で囲った部分のリセット回数が少なくなると再認証が発生すると考えられます。
OSの認証ウインドウを表示させる
一応、ライセンス認証ウインドウを開くコマンドも記載しておきます。
方法 1: コマンドプロンプトで表示する
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
以下のコマンドを入力:
cmd
slui 3
エンターキーを押す:
OSの認証ウインドウが表示されます。
方法 2: PowerShellで表示する
PowerShellを管理者として起動します。
Windows PowerShellのアイコンを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
以下のコマンドを入力:
powershell
slui 3
エンターキーを押す:
OSの認証ウインドウが表示されます。
これでOSの認証ウインドウを表示することができます。
ドライバーのバックアップ
ドライバーのバックアップです。
アプリを利用したドライバーのバックアップとリストア
・ネット
この項目はコマンドで実行するよりも、Double Driverを利用するほうが便利です。なお、このソフトでバックアップしたファイルをもとにして復元することも可能です。
※ ドライバーの名称やバージョンがバックアップできます。ドライバーもバックアップできます。
※ したがって、ドライバーストアをリストアすることも可能です。
※ 個別に指定したドライバー、MSのドライバーセット、MS以外のドライバーセット、すべてのドライバーセットの4種類のバックアップが可能です。
【メーカーPCもOK】ドライバを一括で抽出する【Win10クリーンインストール】を参考にしてダウンロードして利用するとよいでしょう。手元のテストではWin11(23H2/24H2)でも利用OKです。
コマンドでのドライバーのバックアップ
コマンドでのドライバーのバックアップでし。
※ ドライバーの名称やバージョンがバックアップできますが、ドライバーそのものはバックアップできません。
※ したがって、ドライバーストアをリストアすることはできません。個別に手動でドライバーをインストールしていくことになります。
コマンドで実行する
PowerShellスクリプト
手動で実行する場合
以下のPowerShellコマンドを実行してください。
powershell
Get-WmiObject Win32_PnPSignedDriver | Select-Object DeviceName, DriverVersion, DriverProviderName, DriverDate | Out-File -FilePath “$env:USERPROFILE\Desktop\drivers_list.txt”
このコマンドは、PCにインストールされているドライバーの情報を取得し、デスクトップに drivers_list.txt というファイルに保存します。
バッチファイル
自動で開始して実行する場合
以下の手順に従って、バッチファイルを作成してください。
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します。
batch
@echo off
echo PCのドライバー情報を抽出しています…
PowerShell -Command “Get-WmiObject Win32_PnPSignedDriver | Select-Object DeviceName, DriverVersion, DriverProviderName, DriverDate | Out-File -FilePath ‘%USERPROFILE%\Desktop\drivers_list.txt'”
echo ドライバー情報の抽出が完了しました。デスクトップにdrivers_list.txtが保存されました。
pause
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「export_drivers.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
このバッチファイルを実行することで、PCのドライバー情報を一括して抽出し、デスクトップに drivers_list.txt として保存することができます。
LANとブルートゥース関連
LAN関連(有線/無線)とブルートゥース関連の項目です。
※ キーボード/マウスがブルートゥース接続の場合でそれの接続をリセットしたいは、別途ブルートゥース接続でないものを用意したうえで操作してください。なお、(稀に通常の2.4GHz帯無線キーボード/マウスも巻き込まれる場合がありますので)できる限り有線接続のものを用意することをおすすめします。
ネットワーク設定のバックアップ
・ネットワーク設定のバックアップには基本的に有線と無線の両方の設定が含まれます。ただし、特定のネットワークプロファイルや設定については、追加の手順が必要となる場合があります。
コマンドでバックアップされる項目
有線ネットワーク設定: IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、DNS設定など。
無線ネットワーク設定: 保存されているWi-Fiプロファイル、SSID、セキュリティ設定など。
方法 1: コマンドプロンプトを使用してバックアップを作成
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
ネットワーク設定のバックアップを作成するコマンドを入力。
cmd
netsh dump > C:\network_backup.txt
エンターキーを押す:
このコマンドは、現在のネットワーク設定を C:\network_backup.txt にバックアップします。
方法 2: PowerShellを使用してバックアップを作成
PowerShellを管理者として起動します。
ネットワーク設定のバックアップを作成するコマンドを入力。
powershell
netsh dump > C:\network_backup.txt
エンターキーを押す:
このコマンドは、現在のネットワーク設定を C:\network_backup.txt にバックアップします。
方法 3: 特定のネットワークプロファイルのバックアップ
Wi-Fiプロファイルのバックアップ:
cmd
netsh wlan export profile key=clear folder=C:\Wifi_Backup
エンターキーを押す:
このコマンドは、Wi-Fiプロファイルを C:\Wifi_Backup フォルダにバックアップします。
注意点
バックアップファイルの保管: 作成したバックアップファイルは、安全な場所に保管してください。
管理者権限: コマンドの実行には管理者権限が必要です。管理者としてコマンドプロンプトやPowerShellを実行してください。
復元手順: もし復元が必要な場合は、バックアップファイルを使用して設定を復元するための手順を確認しておいてください。
これらの手順を参考にして、ネットワーク設定のバックアップを作成してください。
方法 3: 特定のネットワークプロファイルのバックアップ
Wi-Fiプロファイルのバックアップ:
cmd
netsh wlan export profile key=clear folder=C:\Wifi_Backup
エンターキーを押す:
このコマンドは、Wi-Fiプロファイルを C:\Wifi_Backup フォルダにバックアップします。
バックアップ内容の確認手順
バックアップされた内容を確認する場合、以下のように確認することができます。
Wi-Fiプロファイルを確認:
cmd
netsh wlan show profiles
有線ネットワーク設定を確認:
cmd
ipconfig /all
これらのコマンドを使用して、ネットワーク設定のバックアップが有線および無線の両方を含むことを確認できます。
ネットワーク設定のリセット
CMD(コマンドプロンプト)からネットワーク設定をリセットするには、以下のコマンドを使用します。この手順を実行すると、ネットワークアダプタの設定がリセットされ、ネットワーク接続のトラブルを解消できる場合があります。
手順
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
ネットワーク設定のリセット:
以下のコマンドを順に入力して実行します。
cmd
# TCP/IPスタックをリセット
netsh int ip reset
# Winsockをリセット
netsh winsock reset
# IPv6 TCP/IPスタックをリセット
netsh int ipv6 reset
# IPアドレスとDNSのリリースと再取得
ipconfig /release
ipconfig /renew
# DNSキャッシュをフラッシュ
ipconfig /flushdns
システムの再起動:
コマンドの実行が完了したら、システムを再起動します。これにより、リセットしたネットワーク設定が適用されます。
コマンドの説明
netsh int ip reset は、TCP/IPスタックの設定をデフォルトにリセットします。
netsh winsock reset は、Winsockカタログをリセットします。これにより、ネットワークソケットの設定がリセットされます。
netsh int ipv6 reset は、IPv6 TCP/IPスタックの設定をデフォルトにリセットします。
ipconfig /release と ipconfig /renew は、IPアドレスを解放し、新しいIPアドレスを取得します。
ipconfig /flushdns は、DNSキャッシュをフラッシュ(クリア)します。
これでネットワーク設定のリセットが完了します。
ネットワークアダプターのリセット
CMD(コマンドプロンプト)を使用してネットワークアダプターをリセットする手順をご紹介します。この操作は、ネットワークの問題を解消する際に役立ちます。
手順
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
ネットワークアダプターのリセット:
以下のコマンドを順に入力して実行します。
cmd
# ネットワークインターフェースを無効にする
netsh interface set interface “ネットワークアダプター名” admin=disable
# ネットワークインターフェースを有効にする
netsh interface set interface “ネットワークアダプター名” admin=enable
“ネットワークアダプター名” は、リセットしたいネットワークアダプターの名前に置き換えてください。ネットワークアダプターの名前は、netsh interface show interface コマンドを使用して確認できます。
cmd
# ネットワークアダプターの一覧表示
netsh interface show interface
コマンドの実行例:
例えば、ネットワークアダプターの名前が「Ethernet」であれば、以下のようにコマンドを入力します。
cmd
netsh interface set interface “Ethernet” admin=disable
netsh interface set interface “Ethernet” admin=enable
コマンドの説明
netsh interface set interface “ネットワークアダプター名” admin=disable: 指定したネットワークアダプターを無効にします。
netsh interface set interface “ネットワークアダプター名” admin=enable: 指定したネットワークアダプターを有効にします。
netsh interface show interface: システム上のネットワークアダプターの一覧を表示します。
これで、CMDを使用してネットワークアダプターのリセットが完了します。
ブルートゥース設定のバックアップ
Bluetooth設定のバックアップ方法
手動でBluetooth設定をバックアップする方法
Windowsでは、Bluetoothのペアリング情報や設定を手動でバックアップする方法は公式には提供されていません。しかし、以下の手順でBluetooth設定をエクスポートおよびインポートすることができます。
レジストリのバックアップ:
Bluetooth設定はレジストリに保存されています。これをバックアップするためには、レジストリエディターを使用します。
スタートメニューから「regedit」と入力してレジストリエディターを開きます。
以下のレジストリキーをエクスポートします:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\BTHPORT\Parameters\Devices
エクスポートするには、キーを右クリックして「エクスポート」を選択し、保存場所とファイル名を指定して保存します。
Bluetooth設定の復元方法
レジストリの復元:
エクスポートしたレジストリファイルをダブルクリックして、レジストリエディターを開きます。
プロンプトが表示されたら、変更を許可してレジストリ設定をインポートします。
インポートが完了したら、システムを再起動します。
注意事項
レジストリの編集は慎重に: 誤ったレジストリの編集はシステムに問題を引き起こす可能性があるため、必ずバックアップを取ってから操作を行ってください。
管理者権限: レジストリの編集には管理者権限が必要です。管理者として実行してください。
これらの手順を参考にして、Bluetooth設定のバックアップと復元を行ってください。
ブルートゥース設定のリセット
※ この操作は、UI上から操作を行ったほうが手軽です。(ドライバー名などを見つけるのが比較的上級の操作になるためです)
WindowsのBluetooth設定をコマンドからリセットすします。以下の手順で実行できます。
コマンドプロンプトを管理者として実行します。
Bluetoothサービスの停止。
plaintext
net stop bthserv
Bluetooth関連ドライバーのアンインストール。
plaintext
pnputil -e | findstr /i “bluetooth”
このコマンドでインストールされているBluetoothドライバーを一覧表示します。該当のドライバーを特定したら、以下のコマンドでアンインストールします(<ドライバーID>を適宜置き換えてください):
plaintext
pnputil -d <ドライバーID>
Bluetoothサービスの再起動:
plaintext
net start bthserv
システムの再起動:上記の手順が完了したら、システムを再起動してください。
これで、Bluetooth設定がリセットされ、関連するドライバーが再インストールされます。
ブルートゥースアダプターのリセット
※ この操作は、UI上から操作を行ったほうが手軽です。(ドライバー名などを見つけるのが比較的上級の操作になるためです)
Windows上でコマンドからBluetoothアダプターのリセットを行うには、以下の手順を試してみてください。
コマンドプロンプトを管理者として実行します。
Bluetoothサービスの停止:
plaintext
net stop bthserv
Bluetoothアダプターの無効化:
plaintext
devcon disable “USB\VID_XXXX&PID_XXXX”
ここで”USB\VID_XXXX&PID_XXXX”は、BluetoothアダプターのハードウェアIDです。正しいIDを取得するために、デバイスマネージャーから確認してください。
Bluetoothアダプターの有効化:
plaintext
devcon enable “USB\VID_XXXX&PID_XXXX”
再び、適切なハードウェアIDを使用してください。
Bluetoothサービスの再起動:
plaintext
net start bthserv
システムの再起動:上記の手順が完了したら、システムを再起動してください。
これでBluetoothアダプターがリセットされ、設定が初期化されるはずです。
USB関連
USB関連のコマンドです。一つ一つを手動で行うのは大変ですし、操作中にUSB接続のキーボード/マウスが動作しなくなってしまうと厄介です。そこで、バッチファイルを利用して自動化します。
WinUp後にUSB機器(内部的にUSBを含む)を認識しなくなった場合などに利用します。
例:USB〇〇を認識しなくなった・ノートPCのWebカメラや指紋認証パーツ、音が出ない、タッチパッドが動作しなくなったなど。
なお、以下の手法で改善しない場合は、M/BのCMOSクリアやOSの高速スタートアップとM/Bのファーストブートの無効化が必要な場合があります。
※ ドライバーの問題の場合には効果を発揮しません。ドライバーの当て直しなどを実行しても直らず、USB接続の問題の可能性があると考えられるときに利用してください。
※ USB関連のリセットでは、(再起動を行わないと)キーボード/マウスが動作しなくなってしまう場合があるため、(自動的に再起動するように命令して)コマンド操作をするほうが良い場合が多いです。
USB接続のリセット
以下の手順で、USBデバイスをリセットし、その後システムを自動的に再起動させるためのバッチファイルを作成することができます。
バッチファイルの作成
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します:
batch
@echo off
echo USBデバイスをリセットしています…
:: USBデバイスを無効にする
devcon disable *USB*
:: 少し待つ(2秒)
timeout /t 2 /nobreak
:: USBデバイスを再度有効にする
devcon enable *USB*
echo システムを再起動しています…
:: システムを再起動する
shutdown /r /t 0
注意事項
上記スクリプトでは devcon コマンドを使用しています。このコマンドは、Microsoftが提供するデバイスマネージメントツールであり、デバイスの有効化・無効化を行うことができます。
devcon コマンドを使用するには、以下の手順で事前に devcon.exe をインストールしておく必要があります:
Windows Driver Kit (WDK) をダウンロードしてインストールします。
インストール後、 devcon.exe を見つけて適切な場所にコピーします。例えば、 C:\Windows\System32 にコピーします。
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「reset_usb_and_restart.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
このバッチファイルを実行することで、すべてのUSBデバイスが一度無効化され、その後再度有効化されます。そして、その後システムが自動的に再起動します。
USBアダプターのリセット
バッチファイルの作成
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します:
batch
@echo off
echo USBアダプターをリセットしています…
:: USBアダプターを無効にする
devcon disable *USB*
:: 少し待つ(2秒)
timeout /t 2 /nobreak
:: USBアダプターを再度有効にする
devcon enable *USB*
echo システムを再起動しています…
:: システムを再起動する
shutdown /r /t 0
注意事項
devcon コマンド: このバッチファイルでは devcon コマンドを使用しています。このコマンドは、Microsoftが提供するデバイスマネージメントツールで、デバイスの有効化・無効化を行うことができます。
devcon のインストール: devcon.exe を事前にインストールしておく必要があります。以下の手順で devcon.exe をインストールします:
Windows Driver Kit (WDK) をダウンロードしてインストールします。
インストール後、 devcon.exe を見つけて適切な場所にコピーします(例: C:\Windows\System32 にコピーします)。
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「reset_usb_adapter_and_restart.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
このバッチファイルを実行することで、すべてのUSBアダプターが一度無効化され、その後再度有効化されます。そして、その後システムが自動的に再起動します。
これでUSBアダプターのリセットとシステムの再起動が行えます。
USB接続とUSBアダプターの両方をリセット
以下の手順で、USB接続とUSBアダプターの両方をリセットし、その後システムを自動的に再起動させるバッチファイルを作成することができます。
バッチファイルの作成
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します:
batch
@echo off
echo USBデバイスとUSBアダプターをリセットしています…
:: USBデバイスを無効にする
devcon disable *USB*
:: 少し待つ(2秒)
timeout /t 2 /nobreak
:: USBデバイスを再度有効にする
devcon enable *USB*
echo システムを再起動しています…
:: システムを再起動する
shutdown /r /t 0
注意事項
devcon コマンド: このバッチファイルでは devcon コマンドを使用しています。このコマンドは、Microsoftが提供するデバイスマネージメントツールであり、デバイスの有効化・無効化を行うことができます。
devcon のインストール: devcon.exe を事前にインストールしておく必要があります。以下の手順で devcon.exe をインストールします:
Windows Driver Kit (WDK) をダウンロードしてインストールします。
インストール後、 devcon.exe を見つけて適切な場所にコピーします(例: C:\Windows\System32 にコピーします)。
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「reset_usb_and_adapter_and_restart.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
このバッチファイルを実行することで、すべてのUSBデバイスとUSBアダプターが一度無効化され、その後再度有効化されます。そして、その後システムが自動的に再起動します。
これでUSB接続とUSBアダプターのリセットおよびシステムの再起動が行えます。
グラフィックス(アダプター)関連
グラフィックス(アダプター)関連のコマンドです。
グラフィックス(アダプター)をリセットして再起動する
グラフィックスアダプターをコマンドラインからリセットして、その後システムを再起動するための方法です。
バッチファイルの作成
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します:
batch
@echo off
echo グラフィックスアダプターをリセットしています…
:: グラフィックスアダプターを無効にする
devcon disable “PCI\VEN_*_DEV_*”
:: 少し待つ(2秒)
timeout /t 2 /nobreak
:: グラフィックスアダプターを再度有効にする
devcon enable “PCI\VEN_*_DEV_*”
echo システムを再起動しています…
:: システムを再起動する
shutdown /r /t 0
注意事項
devcon コマンド: このバッチファイルでは devcon コマンドを使用しています。 devcon は、Microsoftが提供するデバイスマネージメントツールで、デバイスの有効化・無効化を行うことができます。
devcon のインストール: devcon.exe を事前にインストールしておく必要があります。以下の手順で devcon.exe をインストールします:
Windows Driver Kit (WDK) をダウンロードしてインストールします。
インストール後、 devcon.exe を見つけて適切な場所にコピーします(例: C:\Windows\System32 にコピーします)。
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「reset_graphics_and_restart.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
このバッチファイルを実行することで、グラフィックスアダプターが一度無効化され、その後再度有効化されます。そして、その後システムが自動的に再起動します。
これでグラフィックスアダプターのリセットおよびシステムの再起動が行えます。
ストレージ管理
一部のディスク管理コマンドやオプションは、Windowsのバージョンに依存することがあります。例えば、diskpart コマンドの一部のパラメータやオプションが新しいバージョンで追加または変更されることがありますので留意してくださいね。
この記事のコマンドは、Win11の23H2と24H2を対象に作成しています。
ストレージの空き容量を増やす
ファイルの移動を伴わずに、ストレージの空き容量を増やす方法です。クローンしたSSDに換装して使い始めたら使用容量が5~30GB程度急に増えた場合なども解決につながることのある操作です。ここでは、休止ファイルの生成を無効にし、仮想メモリを最大/最小とも2000MBに固定しています。
以下の手順で、休止ファイルの生成を無効にし、仮想メモリを最大/最小とも2000MBに設定してシステムを再起動するバッチファイルを作成できます。
バッチファイルの作成
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します:
batch
@echo off
echo 休止ファイルの生成を無効にしています…
powercfg /h off
echo 仮想メモリを設定しています…
wmic computersystem where name=”%computername%” set AutomaticManagedPagefile=False
wmic pagefileset where name=”C:\\pagefile.sys” set InitialSize=2000,MaximumSize=2000
echo システムを再起動しています…
shutdown /r /t 0
手順
バッチファイルを保存:
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「disable_hibernation_and_set_virtual_memory.bat」として保存します。
管理者として実行:
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
これにより、休止ファイルが無効化され、仮想メモリが2000MBに設定され、その後システムが自動的に再起動されます。
チェックディスクの実行
重要な注意事項
SSDの場合チェックディスクに修復オプション(/r)を付加して実行すると、実際には正常な領域(素子)が誤認されてしまうケースがあります。(500GBのSSDが100GBしか利用できなくなるなど)
また、chkdsk c: /fを実行した後、パソコンが正常に起動しなくなった、残り寿命が短くなってしまったなどの報告もあるようです。
SSDファーウエアのバージョンなどによるようですが、特に /r の利用は十分に注意してください。
なお、基本的にCHKDSKはハードディスクの論理エラーを修復することができますが、SSDのCドライブには適しておらず、/rの付加による正常領域の侵食や、CHKDSK書き込み禁止エラーやCHKDSKが動作しないなどの問題が発生することがあります。
SSDでは、単純なchkdsk ◯:以外は実行しないのが無難です。
チェックディスク(Check Disk, chkdsk)をコマンドから実行する方法と、代表的なオプションについて説明します。chkdsk コマンドは、ディスクのエラーチェックおよび修復を行うために使用されます。
基本コマンド
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
基本コマンドの実行:
cmd
chkdsk C:
ここで C: はチェックしたいドライブのレターです。
代表的なオプション
chkdsk コマンドにはいくつかのオプションがあり、特定の操作を指定できます。以下は、代表的なオプションです:
/f: ディスクのエラーを修復します。cmd
chkdsk C: /f
/r: 不良セクタを検出してデータを回復し、エラーを修復します。cmd
chkdsk C: /r
/x: 必要に応じてボリュームを強制的にマウント解除します。/f オプションを含みます。cmd
chkdsk C: /x
/scan: オンラインスキャンを実行し、修復を行います(Windows 8以降で利用可能)。
chkdsk C: /scan
/spotfix: スポット修復を実行します(Windows 8以降で利用可能)。
chkdsk C: /spotfix
コマンドの例
以下は、ディスクのエラーを修復し、不良セクタを検出して修復するコマンドの例です。
cmd
chkdsk C: /f /r
これにより、指定したディスク(ここでは C: ドライブ)のエラー修復と不良セクタの検出・修復が行われます。
注意事項
システムドライブの場合: システムドライブ(通常は C:)に対して chkdsk を実行すると、再起動が必要な場合があります。
バックアップ: 重要なデータは事前にバックアップしておくことをお勧めします。
これらの手順を参考にして、ディスクのエラーチェックと修復を行ってください。
そのほかのディスク(ストレージ)の操作
作成中
ここでは、くれけれも慎重に実行する必要のあるディスク(ストレージ)の操作を取り扱います。
ここで取り扱うディスク(ストレージ)の操作は、ドライブレターを間違えるなどすると「取り返しのつかない事態」が発生します。十分に注意を払ってください。
ディスク内容の消去
ディスクの内容を完全に消去するには、データが復元されないようにするために、適切なコマンドを使用する必要があります。以下の手順では、ディスク全体を消去するための方法として「diskpart」コマンドを紹介します。
注意事項
重要: ディスク内容の消去は不可逆的な操作です。実行する前に必ず重要なデータをバックアップしてください。また、ディスクの取り間違いには厳重な注意が必要です。(意図しないデータ消失の大きな原因の一つです)
コマンドプロンプトからディスクを消去する手順
コマンドプロンプトを管理者として起動:します。
diskpart コマンドを入力して、ディスクパートユーティリティを起動します。
cmd
diskpart
以下のコマンドを順に入力し、適切なディスクを選択します。
cmd
list disk
システムに接続されているディスクのリストが表示されます。
cmd
select disk X
X は消去したいディスク番号です(例: select disk 1)。
ディスクの内容を消去します。cmd
clean
これにより、ディスク上のすべてのデータとパーティション情報が削除されます。
ディスクのゼロフィル(オプション)
より徹底的にデータを消去するために、ディスクをゼロフィルすることもできます。
ディスクをローレベルフォーマットする
ローレベルフォーマット(Low-Level Format、LLF)は、ディスクドライブの物理セクタを初期化するための操作です。この操作は通常、ディスク製造の段階で行われ、ユーザーが日常的に行う必要はありません。また、ローレベルフォーマットはデータを完全に消去し、復元を困難にするため、非常に強力かつ危険な操作です。
現代のディスクドライブでは、ユーザーがローレベルフォーマットを行うことはほとんどなく、代わりに「ゼロフィル」や「ディスクの初期化」を使用します。これらは一般的にディスクの内容を消去するために使用されます。
コマンドからディスクの内容をゼロフィルする手順
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
diskpart コマンドを入力して、ディスクパートユーティリティを起動:
cmd
diskpart
以下のコマンドを順に入力して適切なディスクを選択:
cmd
list disk
システムに接続されているディスクのリストが表示されます。
cmd
select disk X
X は消去したいディスク番号です(例: select disk 1)。
ディスクの内容をゼロフィルする:
cmd
clean all
このコマンドはディスク全体にゼロを書き込み、データを完全に消去します。
手順の終了
diskpart コマンドラインを終了する:
cmd
exit
注意事項
ディスクの内容を完全に消去する: この操作は不可逆的であり、データの復元は非常に困難です。
バックアップの取得: 重要なデータは必ず事前にバックアップを取ってください。
適切なディスクの選択: 正しいディスクを選択することが重要です。誤ってシステムディスクを消去しないように注意してください。
これにより、ディスクの内容を完全に消去することができます。
GTPとMBRのデータを保持したままでの書き換え
ここでは、Win10からWin11にアップグレードする際に、データを保持したままでの書き換え方法を紹介します。
具体的にはMS提供のMBR2GPT.EXEを利用します。
かなり長くなってしまいますので、最適と思ったブログ記事を紹介しますので参考にして挑戦してみてください。
※ なお、ディスクが、いくつかの条件を満たしていなければ変換は実行できません。
※ このブログでも紹介しているイージアスパーティションマスターやMiniTool Partition Wizardなどのソフトを利用することも可能です。ただし、有料版の機能になります。
M/Bの設定の変更が必要な場合もあります。Windows 11対応するためにMBRからGPTに変換を無料で標準機能で行うの記事を参考に確認してください。
OSシステムを修復する
OSシステムを修復するのに利用するコマンドです。
結果の確認をしますので、個別に手動で行ってくださいね。
SFC
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
以下のコマンドを入力します。
cmd
sfc /scannow
エンターキーを押します。
システムファイルチェッカーが実行され、システムファイルの整合性をチェックし、必要に応じて修復します。このプロセスには少し時間がかかることがあります。
注意事項
バックアップ: 重要なデータは事前にバックアップを取っておくことをお勧めします。
再起動: 修復プロセスが完了したら、システムを再起動してください。
DISM
コマンドプロンプトを管理者として起動します。
以下のコマンドを順に入力:
イメージのチェック:cmd
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
スキャンを実行:
DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
修復を実行:
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
これらのコマンドを実行することで、システムイメージの整合性をチェックし、必要に応じて修復します。
注意事項
バックアップ: 重要なデータは事前にバックアップを取っておくことをお勧めします。
再起動: 修復プロセスが完了したら、システムを再起動してください。
ゴッドモードを利用する
Windowsのゴッドモードは非常に便利に使える機能です。(Winで設定/管理できる項目の大部分が一覧できます)
デスクトップにゴッドモードのショートカットを作成する方法を紹介します。
使い方の参考記事:
ゴッドモードのショートカットを作成する方法
バッチファイルも一応紹介しておきますが、ここは手動で作成するほうが良いかなと思います。
手動で、デスクトップにゴッドモード起動アイコンを作成する
1)デスクトップの何も無い画面で右クリックし、フォルダを新規作成します。
2)名前を「 God Mode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C} 」にしてエンターキーを押下します。
3)これで、デスクトップにゴッドモード起動アイコンができました。ダブルクリックして開き、確認してみてくださいね。
バッチファイルで作成する手順
テキストエディタ(例:メモ帳)を開きます。
以下の内容を入力します:
batch
@echo off
echo ゴッドモードのショートカットをデスクトップに作成しています…
:: ゴッドモードのフォルダ名
set “GodModeFolder=GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}”
:: デスクトップパスの取得
set “DesktopPath=%USERPROFILE%\Desktop”
:: ゴッドモードフォルダの作成
mkdir “%DesktopPath%\%GodModeFolder%”
echo ショートカットの作成が完了しました。
pause
ファイルを保存する際に、拡張子を「.bat」として保存します。例えば、「create_godmode_shortcut.bat」として保存します。
保存したバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行します。
これでデスクトップにゴッドモードの起動アイコンが作成されます。
追加予定項目
追加予定の項目です。
トラブルシューティングツールの呼び出し
N/A
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。
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