【確認必須】認証不可になるかも・・・Win7/8.1/10からWin10/11へアップグレードしたPCの認証【2024/8/19】
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目次
この記事について
この記事には最新版変更/追加点があります。
今更といえば今更なのですが、2023年10月にWin10への無償アップグレードが完全に終了しました。
結果として、「アップグレード元のインストールID」での再認証はできなくなりました。
とはいえ、既にWindows10以上にアップグレードしてあるPCはそのまま使用する事が可能です。
でも、そこに落とし穴がありました。
今現在利用できて認証が通っているPCであってもなにかの拍子に認証が外れてしまうことがあり、そのときにデジタル認証のみだと再認証ができなくなってしまうことがあるようなのです。
そのため、Win OSのライセンスをMSアカウントと紐づけておくことが必須になります。
事例:
WIndows11Proのライセンス再認証を求められましたが、Windows7からのアップグレード者はWindows11の再認証ができないのでしょうか?
今記事には追加の記事があります。
OSアップグレードPC認証の落とし穴
落とし穴は大きく2種類です。
1)デジタル認証ないしはMSアカウントとの紐づけが済んでいない場合(今回メインの話題)
2)新規PCに引っ越す場合で、そのPCのM/Bにあるデジタル認証と現在利用しているPCの.Verが異なる場合
デジタル認証ないしはMSアカウントとの紐づけが済んでいない場合
Win7/8.1/10からWin10/11へアップグレードしたPCの場合に、デジタル認証ないしはMSアカウントとの紐づけが済んでいない場合は「アップグレード元のインストールID」での再認証はできなくなっています。
そのため、M/BのBIOSの更新やパーツの交換、またクリーンインストールを行った場合など再認証が必要になった場合のOS認証にはデジタル認証ないしはMSアカウントとの紐づけが必須です。
デジタル認証ないしはMSアカウントとの紐づけを行っていない場合は、新たにOSのライセンスを購入し直すことになります。
ところがここで問題が発生します。
この記事についてで触れたように(特にM/Bのファームアップ時などに)デジタル認証も一緒に飛んでしまうケースがあるようなのです。
こうなってしまうとOSの認証はできなくなってしまいます。
このときには、OSとMSアカウントの紐づけによる認証だけが頼りとなります。
この機会にOSアップグレードでWin10/11にしているという方は認証状態を確認し、デジタル認証とMSアカウントとの紐づけによる認証の両方が有効になっていることを確認しておくことを強くおすすめします。
デジタル認証とMSアカウントとの紐づけによる認証状態の確認
OSの認証状態が、どちらになっているか確認します。
・デジタルライセンス認証されています
・MSアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってデジタル認証されています
デジタル認証のみの状態になっている場合は、今すぐにMSアカウントと紐づけておいてください。
Win10
設定 ⇒ 更新とセキュリティー ⇒ ライセンス認証で確認します。
Win11
設定 ⇒ システム ⇒ ライセンス認証 ⇒ ライセンス認証の状態で確認します。
MSアカウントと紐づける
デジタル認証のみの状態になっている場合は、今すぐにMSアカウントと紐づけておいてください。
MSアカウントとの紐づけがないのは、ほとんどの場合PCにあるのがローカルアカウントだけの場合です。
1)ローカルアカウントをMSアカウントに変更しても良い場合は変更してしまう。
2)OneDriveの同期などを嫌って意図的にローカルアカウントを利用している場合は、お使いのローカルの他にMSアカウントを作成してログインします。
1)ローカルアカウントをMSアカウントに変更しても良い場合は変更してしまう。
Win11
Win10
2)OneDriveの同期などを嫌って意図的にローカルアカウントを利用している場合は、お使いのローカルの他にMSアカウントを作成してログインします。
これで、自動的にPCに導入されているデジタル認証済みのOSがMSアカウントと紐づきます。
なお、このケースの場合はひと手間増える場合があります。OneDriveの同期を認証前(インターネット鈴族をする前)にOneDriveの同期を停止しておく必要があります。
ストアアプリのOneDriveは削除し、デスクトップ版は同期を停止してからインターネットに接続して認証するようにしてください。
Win10
Win11
新規PCに引っ越す場合で、そのPCのM/Bにあるデジタル認証と現在利用しているPCのOS.Verが異なる場合
この問題は、この記事の主題ではないのですがかなりの厄介を引き起こすケースがあります。
どのような場合かというと次のような場合です。
例:
現状Win10 Proを利用している ⇒ DSP版やパッケージ版などの移管可能な製品なので新規に購入したPCにインストールしたいなど
1)新しいPCがメーカー品でM/Bでhomeがライセンス認証されているとhomeより上位のOSをクリーンインストールした場合に「アップグレード元のインストールID」での再認証ができないことがある。
※ プロダクトキーがありませんでインストールし、MSアカウントでログインした場合にMSアカウントとの紐づけがあれば認証されます。
2)同様にWin10 Proを利用していて、新しいPCでなければWin11へのアップグレード要件を満たさないため、クローンしたシステムディスクを接続してWin11へのアップグレード操作を行った ⇒ ファイルだけは引き継げるがアプリが引き継げない。
2の件に関しての回避方法は、「Win11の要件を満たすデジタル認証が搭載されていないM/B(ASUSなど自作用のMB)のPCに接続した状態でWin10へアップグレードするないしはWin11Proなど目的の.VerのM/Bデジタル認証のPCでアップグレードする ⇒ アップグレード完了した状態で新規PCに接続して認証する」というのが一番手軽な方法になります。(多少グレーゾーンな対処です)
完全に適法な対処としては、MSのライセンス認証窓ぐちに電話をして対処作を教えてもらうということになるのですが、cmdからの操作や、共通インストールキー(一回限りのものが発行されます)での上書き操作など、正直一般コンシューマーには無理な操作ができる必要があります。
多少のグレーゾーンには目をつぶって、他のPCでアップグレードしたディスクを新規PCに持っていってしまったほうが良いです…。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。
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